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「第12回ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作の「夏のピルグリム」を7月18日に刊行

「第12回ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作の 「夏のピルグリム」 が7月18日に発売になります。初の単行本形式の小説です。
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ポメラやデジカメは4Gを搭載してこそ生き残る。理想は自動車方式

ポメラの課題

新型ポメラの仕様をチェックすると、気になったのは同期機能だった。ポメラにはWi-Fi機能はあるが、ネットに直接繋がる機能はなく、スマホ経由で接続してデータを同期する。この作業は常時接続しているスマホに比べて、いかにも面倒だ。

これはデジカメに感じることと同じだ。最近のデジカメにはWi-Fi機能があってネット接続できるモデルもあるが、常時接続ではないので、撮影した写真と動画の同期が面倒だ。

スマホに慣れてしまった我々には、常時接続できない状態はきつい。ポメラやデジカメも常時接続できれば、新しい発展があると思います。

4G内蔵できないのか?

常時接続するには、デバイスにモバイル通信機能を内蔵すれば良い。以前はモバイル通信機能があったデジカメもあったが、今でも主流になっていない。モバイル通信機能が内蔵されないのは、ボディサイズや通信機能の価格の問題もあるが、最大のネックは通信費だ。

多くのモバイル通信サービスは、月額料金が必要になる。ドコモだと、データ通信用に「データプラス」という2台持ち用のサービスがある。このサービスは月額1,100円かかり、たまにしか使わないデジカメやポメラに支払うにはちょっと高い。スマートフォンやiPadみたいにブラウザや動画を参照するなら月額1,000円を払うのは躊躇しなくても、データ使用量も通信頻度も少ないのに、同期機能だけに月額1,000円以上支払うのは個人的には割高だと思う。

他に参考になるサービスはApple Watchだ。Apple Watch向けのデータ通信サービスは、ドコモは月額500円、auとソフトバンクは月額350円。350円ならギリギリ払える気がする。一日一度同期に使うのに10円ぐらいだったら、許容範囲だ。

月額300円ぐらいで、Apple Watch以外にもデータ通信サービスを提供してくれれば使うユーザーもいるのでは?

自動車みたいにできない?

他の良い例は、自動車だ。最近は通信機能が標準に搭載している自動車がある。通信費は有料のサービスもあるが、購入してから3年や5年は無料のサービスも多い。リモートスタート、シェアするデジタルキー、カーナビ、救急連絡などに使える。

購入してから数年間を無料でサービスを提供できるのは、通信費が本体価格に含まれているからだ。この方式をモバイルデバイスにもできないのか。

デバイスの場合は自動車よりも使用期間は短いので、通信費はそれほどかからない。

ただ、モバイルデバイスは自動車よりも価格は全然安い。自動車は安くても100万円以上するので、そこに通信費を付加するのは比較的容易だ。安価な軽自動車になると有料の通信サービスも多い。モバイルデバイスは高くても10万円台だ。

自動車方式が理想。現実は月額300円以内?

ポメラやデジカメなどモバイルデバイスの通信サービスとして理想的なのは自動車方式だと思う。本体価格に数年間の通信費が含まれていて、自由に使えるのが理想だ。

ただ、自動車ほど本体価格が高くないモバイルデバイスの価格に通信費を含めるのはつらいかもしれない。現実にはApple Watch方式の月額300円ぐらいが現実的かと思う。

スマートフォンとの連携よりも、モバイル通信機能を内蔵してくれた方がユーザーにとっては嬉しい。キャリアもぜひそういった安価なサービスを提供してほしい。

IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は高山環(たかやま かん)というペンネームで小説を書いています。
ブロックチェーンなどITを題材とした小説の他に、ミステリー、恋愛物、児童文学など様々なジャンルの作品を取りそろえています。
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