衝撃のプラン
楽天モバイルの新プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」を発表した。1GB未満で無料、3GBまでが980円という業界最安値と思われる格安なプランだ。
ahamoから続いた新プラン発表の中でも、まさに真打登場と言った感じ。無料なら申し込もうとしている人がいると思うが、気をつける点がいくつかあるので紹介します。
ただ、現状まだ楽天モバイルから正式なアナウンスがない不明な点もあるので、ご了承ください。
- 衝撃のプラン
- 1GB未満無料は1回線の契約のみ
- 一年無料は1回線のみ
- ユニバーサルサービス料は支払う必要あり
- 通話無料はアプリのみ
- au回線はいつまで使えるかわからない
- 理解して契約するなら魅力的なプラン
1GB未満無料は1回線の契約のみ
1GB未満0円が新プランの目玉だが、1回線のみという条件がある。2回線目からは3GBまで980円を支払うことになる。全く使わなくても980円かかるのだ。
0円でRakuten Miniがもらえるからとサブ回線として楽天モバイルと契約した人もいると思う。その回線は1GBまで無料だが、新たに回線を契約したり、メイン回線をMNPしたら、その回線は980円かかる事になる。
では、サブ回線の契約を解除して、メイン回線を楽天モバイルにMNPすれば契約している回線は1回線だから1GB未満無料になるのだろうか。楽天モバイルに問い合わせた人の話では、同じ楽天IDだと最初の1契約のみが1GB未満無料の対象だそうだ。契約を解除して、再契約してもだめだそうだ。
1GB未満無料は、1年間無料で契約しているユーザーを繋ぎ止める意味があるので、契約解除されては意味がないからに違いない。
ただ、正式サイトでは「1回線目のみ」の定義が記載されていないので、これが正式なのか今後変更になるか不明だ。
<追記:2021/01/31>
楽天がFAQをアップデートした。複数回線契約の場合は最も古い1回線のみ。解約して再度新規契約した場合でも、新しい1回線は1GB未満0円になる。
一年無料は1回線のみ
300万人までは新規に申し込むと1年無料キャンペーンを楽天モバイルは実施中だが、特典が得られる回線は一度のみで、最初に申し込んだ1回線目のみだ。2契約目は一年無料の対象外だ。1年無料は新プランでも継続して有効なので、すでに一年無料で契約している回線があるなら慌てて解約することなく、少なくても一年間は大切にしておくべきだ。
ユニバーサルサービス料は支払う必要あり
1年無料キャンペーン中はユニバーサルサービス料を支払う必要はないが、1年間が過ぎた後は1GB未満無料でもユニバーサルサービス料は払わないといけない。
ユニバーサルサービス料は2021年1月から3円。一年過ぎたらたとえ使わなくても料金は0円にならない。
通話無料はアプリのみ
通話無料は「Rakuten Link」アプリからの通話のみ。アプリを利用しない場合は30秒20円かかる。純正の電話アプリでは通話無料にはならない。今まで契約していたメイン回線にかかってきた電話は純正の電話アプリに着信するので、メイン回線とサブ回線をデュアルSIMで利用する場合は通話履歴を一つのアプリで統一できない。
au回線はいつまで使えるかわからない
楽天モバイルは、国内5GBまでau回線も利用できる。au回線は楽天回線が開通するまでの時限的措置であり、いつまで使えるかは楽天次第だ。
2020年10月22日から東京都と大阪府、奈良県の一部地域でのローミングの打ち切りを始めた。東京都も一部エリアを除き、2021年3月末でローミングを終了する予定だ。
楽天モバイルの回線が利用できるようになったからローミングエリアを終了しているはずだが、地下鉄や屋内ではエリア内でも楽天回線が使えないという報告も多い。
自分の地域がいつauのローミングエリアから外れて楽天回線のみになるかわからない。1GB未満無料だからといってメイン回線をMNPしたはいいが、ローミングエリアから外れて、屋内では使えないことになったらしんどい。MNPする前に自分の活動範囲で楽天回線が利用できるか確認した方が良い。
理解して契約するなら魅力的なプラン
上記5つを理解して契約するなら楽天モバイルの新プランはとても魅力的だ。1GB未満無料、3GBまで980円は業界最安値だと思う。
ただ、メイン回線を楽天モバイルにMNPする前には、ここにあげた5つをきちんと理解してからのほうが良いと思う。特に楽天回線のみで通信通話できるかは確認しよう。