一番安い携帯電料金
辞職した菅元総理のプレッシャーもあり、携帯電話料金はだいぶ下がった。MNOと呼ばれるドコモらがahamoなどのオンライン専門の格安プランを開始し、MVNOもMNOとの接続料金が見直されて料金が安くなった。
では、2022年3月現在、一番安く携帯電話料金を使うにはどうすれば良いか考えてみます。
電話料金無料の楽天モバイル
楽天モバイルは確かに安い。楽天モバイルを使う一番のメリットは国内通話かけ放題であることだ。Rakuten Linkを使わなければいけない制約はあるが、どんなに話しても無料なので、これ以上安い通話料金プランはない。
データ料金ならIIJmioのギガプラン
データ使用料金はどうだろう。1GB無料の楽天モバイルはデータ料金でも安いが、1GB以上になると、他社のMVNOより割高になる場合がある。
例えば、1GBから3GB未満は980円かかるが、3GB980円より安いMVNOは存在する。例えばIIJmioのギガプランは4月から4GBで900円だ。
楽天モバイルの3GBから20GB未満は1980円。20GBで1980円は安いが、3GBで1980円はかなり割高だ。例えばmineoの5GBはデータ専用のみで1265円だ。
では、どのデータ専用プランが安いのか。使用データ量によって異なるが、2GBならIIJmioのギガプラン「eSIM」が440円でかなり安い。
2GBだとちょっと少ないと思うかもしれないが、楽天モバイルの1GB無料と併用すれば、月間3GBまで440円で使える。しかも、3月中に申し込むと12ヶ月間1GB増量される。これを合わせると月間4GBになり、テレワーク全盛の現在、4GBで足りる人も多いと思う。
足りなければ、2ギガプランから4ギガプランに変更しても、月額660円だ。
併用するには、デュアルSIMが必要
楽天モバイルとIIjmioの2つのサービスを同時に利用するにはデュアルSIM端末が必要だ。iPhoneならiPhone XS以降の端末になる。
IIJmioの一番安いプランはギガプランeSIMだ。2GB月額440円で、名称のとおりeSIM専用のプランだ。
楽天モバイルは物理SIMとeSIMの両方が選べる。両方のサービスを利用するには、IIJmioをeSIMにして、楽天モバイルを物理SIMで運用する。楽天モバイルは通話で使うので、発信したい電話番号をMNOする。IIJmioは電話しないので、新規契約で構わない。
iPhoneは、モバイル通信と音声回線を別々に設定できる。モバイルデータ通信を「IIJmio」、デフォルトの音声回線を「Rakuten」に設定する。これで発着信は楽天モバイルにMNOした電話番号からになる。ただし、通常の電話アプリで発信すると通話料無料にならないので注意。