発表から一ヶ月後の改元
新しい元号「令和」が発表されたのは改元の一ヶ月前の4月1日。改元の一ヶ月前に発表になったのは、システムを変更する時間をとるためだったそうだ。
OSやIMEが令和に対応できたか調べてみました。
- 発表から一ヶ月後の改元
- iOS
- iOS標準IME
- iOS版ATOK
- iOS版Gboard
- macOS
- macOS「日本語」
- macOS版「ATOK」
- Windows
- Windows標準IME
- Google日本語
- Android
- Android版「Google日本語入力」
- まとめ
iOS
iPhoneやiPad用のOS「iOS」は「設定」内の「言語と地域」で「和暦」に変更できるが、まだ「令和」に未対応だった。
iOS標準IME
iOSの標準IME。「令和」に変換できるが、「きょう」を変換すると「平成31年5月3日」が候補に出てくる。
iOS版ATOK
「きょう」を変換しても年号付きの年月日が候補に表示されなかった。「れいわ」で変換すると「令和元年」「令和」が候補に登場する。
iOS版Gboard
Google謹製のIME「Gboard」は令和に対応していた。「令和」も変換できたし、「きょう」で変換すると「令和元年5月3日」が候補に登場した。
macOS
macOSの「設定」内にある「言語と地域」で「和暦」に変更できるが、iOSと同様に平成31年が表示される。噂によると現在検証中のベータ版では対応している模様。
macOS「日本語」
macOS標準のIME「日本語」は「令和」と変換できるが、「きょう」で変換すると「平成31年」が候補に出てくる。
macOS版「ATOK」
mac版のATOKは「令和」と変換できるし、「きょう」で変換しても「令和元年5月3日」を候補にきちんと表示してくれる。
Windows
「平成31年」が表示される。最新バージョンでは令和に対応したときいたけど。ためしたのはOSビルド「17763.467」
Windows標準IME
「令和」が変換候補に表示された。日付変換はなし。
Google日本語
意外にもWindowsユーザー御用達「Google日本語」は対応していなかった。ちなみに、GoogleカレンダーなどのGoogleアプリで和暦を表示する方法は標準ではない。
Android
Androidには和暦の設定がそもそもない。
Android版「Google日本語入力」
Android版のGoogle日本語は、令和に対応していた。
ただし、「きょう」と変換すると「令和元年5月3日」は表示されず、「平成31年」になる。
辞書に「令和」を登録したが、日付変換のプログラムは変更されていないようだ。
まとめ
- iOS・・・未対応
- iOS標準IME・・・未対応
- iOS版ATOK・・・対応済み
- macOS・・・非対応
- macOS「日本語」・・・一部対応(日付変換は未対応)
- macOS版ATOK・・・対応済み
- Windows・・・未対応
- Windows標準IME・・・対応済み(日付変換は非搭載)
- Google日本語・・・未対応
- Android OS・・・元号に非対応
- Android版「Google日本語入力」・・・一部対応済み(日付変換は未対応)
完璧に対応していたのは、ATOKだった。「令和」の変換も日付変換も修正済み。さすが国産IME。
今までAndroid OSが元号に対応していないのを初めて知った。辞書に「令和」を追加するのは、どのIMEでも実施済みだったが、プログラムの改修が必要な「日付変換」はATOK以外は未完了だったが、いずれ改修されるでしょう。