活況な中古iPhone市場
日本では圧倒的な市場を確保しているiPhoneは中古でも人気だ。特に最近ではiPhoneの進化が緩やかになり、高価格化もあって古いモデルを選択するのも現実的になってきた。
では、どのiPhoneを買うのがお買い得なのか過去モデルを比較してみます。
Apple Pay対応が第1のポイント
最近のiPhoneの進化で最も大きかったのはApple Payの進化だろう。Apple PayがSuicaに対応しiPhoneで電車に乗れるようになり、コンビニで買い物ができるようになった。Apple Payの進化がiPhoneの使い勝手を大きく変えた。
日本版Apple Payに対応したのはiPhone 7から。中古iPhoneを選ぶなら、iPhone 7以降の機種にした方が良い。
もしもApple Watchを使用しているなら、Apple WatchでApple Payが使えるのでiPhoneで対応しなくてもいい。Apple Watchに対応しているのはiPhone 5以降。さすがにiPhone 5以前に買い換える人は少ないだろう。
iPhone 7の中古は30,000円台で販売されている。iPhone 7は新品もAppleの公式サイトで50,800円から売られている。
価格差はあるが、安心して使用したい人は新品も検討しても良いだろう。
ワイヤレス充電が第2のポイント
ケーブルを挿さなくても充電できるワイヤレス充電モデルに対応したのはiPhone8・iPhone Xから。ワイヤレス充電を使うにはワイヤレス充電器を別途用意する必要があるし、ワイヤレス充電はケーブル充電よりも時間も掛かる。
ワイヤレス充電が必要かどうかで、iPhone 7、iPhone 8のいずれかのモデルを選ぼう。
Face IDが第3のポイント
Touch IDからFace IDに変わったのは、iPhone Xから。認識しないこともあるFace IDには賛否両論あるが、フルディスプレイになって見た目も使い勝手も大きく変わった。
iPhone Xの新品モデルはもう販売停止になっているので、購入するなら中古モデルしかない。iPhone Xの中古販売価格は8万円台で、まだかなり高い。iPhone Xと最新モデルのiPhone XSのスペック差は小さいので、中古市場でiPhone Xはまだ人気なのだ。
iPhone 7とはかなりの価格差があるので、そこまでの価値がFace IDとフルディスプレイにあるか吟味が必要だ。
画面サイズが第4のポイント
Apple Payに対応した中古モデルは、iPhone 7、iPhone Plus、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X。それぞれのディスプレイサイズは、こちら。
- iPhone 7/8・・・4.7インチ
- iPhone 7 Plus/8 Plus・・・5.5インチ
- iPhone X・・・5.8インチ
フルディスプレイ化したiPhone Xは本体サイズは小さいのに細長いディスプレイサイズは3モデル中最も大きい。Plusモデルを選ぶかどうかは好みによるが、片手でiPhoneを使いたいかどうかはひとつの基準となる。
お得なiPhone 7
CPUなど他のスペックを無視して、目立つ機能だけで比較する。
- iPhone 7・・・Apple Pay
- iPhone 8・・・Apple Pay、ワイヤレス充電
- iPhone X・・・Apple Pay、ワイヤレス充電、Face ID
どの機能が必要なのかと価格のバランスで選ぶと良い。iPhone Xは中古でもまだかなり高いので、リーズナブルな中古を選ぶなら、iPhone 7かiPhone 8になるだろう。
iPhone 8の中古価格は50,000円台で、iPhone 7中古との価格差は約30,000円。メインの機能の違いはワイヤレス充電の有無。そこに20,000円の価値を見いだせるかどうかで決まるだろう。
価格と性能差を考慮するとiPhone 7が現状最もお買い得な中古モデルだと思えてくる。Apple Payは日常の生活を大きく変えるので、それ以前のモデルを使っている人は買い換えを検討してもよいと思う。