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「第12回ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作の「夏のピルグリム」を7月18日に刊行

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Ankerの最新ワイヤレスイヤホン「Soundcore Liberty 3 Pro」レビュー。AirPods Proと比較も

AnkerのAirPods Pro対抗モデル

AmazonブラックフライデーでAnkerの最新ワイヤレスイヤホン「Soundcore Liberty 3 Pro」(以下、Liberty 3 Pro)を購入した。ノイズキャンセリング機能を搭載しており、AirPods Proの対抗モデルなのは明らかだ。

製品が届いたので、AirPods Proと比較しながらレビューします。

[:contents]

Anker Soundcore Liberty 3 Pro(完全ワイヤレスイヤホン Bluetooth 5.2)【ウルトラノイズキャンセリング 2.0 / ハイレゾ / LDAC / マルチポイント接続 / ワイヤレス充電 / 外音取り込み / PSE技術基準適合】ミッドナイトブラック

同梱物は?

「Soundcore Liberty 3 Pro」の定価は19,800円。今だと20%分のポイントがもらえるので、実質15,840円で購入できる。AirPods ProがAmazonブラックフライデーで27,384円なので、Liberty 3 ProはAirPods Proの半額に近い金額だ。

外箱は、こちら。高級感があって、BOSEの製品みたいだ。箱の蓋にマグネットが内蔵されていて、非常に開けやすい。

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マグネットの蓋を開けると、こんな感じ。イヤホンとケース、USB-Cケーブル、イヤーチップが並ぶ。混乱しないようにチップの装着方法が目立つように記載されているのが素晴らしい。

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イヤホン本体とケース。本体のイヤーチップを装着する部分は金色の金属。ケースはマットでつるんとしている。

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イヤーチップはXS、S、M、Lの4サイズ。イヤホンを耳に密着させるイヤーウィングは3種類。イヤーウイングは大きさだけではなく形状が異なる。イヤーウイングは装着しなくても、使用できる。イヤーチップとイヤーウイングを組み合わせることで、さまざまな耳の形状に合いそうだ。

f:id:tkan1111:20211129094005p:plainイヤホン本体。3つの点の金属部分は充電端子。サイズは非常に小さい。耳に固定するために出っぱっているラバー部分をつまむと持ちやすい。「d」部分が光沢がある。イヤーチップを装着すると、こんな感じ。やたら柔らかいAirPods Proのイヤーチップより硬い。

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ケースとイヤホン。ケースの蓋はスライドする。力を入れず簡単に開けることができる。蓋はプラスティック製でちょっと薄いので、開けた状態で踏むと壊れそうなのが気になるところ。

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設定は?

設定を変更するのには、Soundcoreの専用アプリが必要。

アカウントを作成して、登録する。Ankerのユーザー登録とは異なるのが、ちょっとモヤモヤする(別ブランドだから?)。

接続すると、ファームウェアの更新が始まった。5分ぐらいかかったかな。

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アプリでは、左右のイヤホンとケースのバッテリー状態がわかる。

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アプリでは様々な設定ができる。

「ノイズキャンセリング」「標準」「外音取り込みモード」の「モード」を選べる。

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「ノイズキャンセリング」は自動と手動を切り替えることができる。「自動」だと周囲の騒音レベルに応じてノイズキャンセリングのレベルを自動的に調整することができる。

手動だとノイズキャンセリングのレベルを固定できる。レベルは「低」「中」「強」の3段階(「強」の反意語は「弱」だと思うが)。レベルの並びが「中」→「低」→「強」のも少しモヤモヤする。

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下部にある「最適化する」をタップすると、耳の形に合わせてノイズキャンセリングの効果を最適化してくれる「HearID ANCテスト」を行うことができる。騒々しい場所でしかテストができないので、注意。

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製品メニューの「HearIDテスト」からは「HearIDサウンドテスト」も実施できる。こちらは個人の聴覚感度に合わせてイコライザーを調整したサウンドプロファイルを作成してくれる。実施すると、聴覚テストのようなチェックが始まる。曖昧に言っているけど、要は耳の老化に合わせて調整してくれるようだ。結構時間がかかるのと静かな場所で行う必要がある。

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「コントロール」からは、イヤホンの操作方法をカスタマイズできる。左右のシングルタップ、ダブルタップ、長押しと合計6種類のアクションに個別の機能を割り当てられる。

割り当てることができる機能は「音量」の大小、「次へ」「戻る」、「音声アシスタント」(iPhoneならSiri)、モード設定の入れ替えだ。

AirPods Proと異なり、音量を変えることができるのが新しい。ただ、6種類のアクションにどの機能を割り当てたか覚えておかないといけない。

左右どちらに割り当てたかわからなくなるので、筆者は左右両方に同じ機能を割り当てている。音量は結局Siriに頼むことにして「2秒間長押し」に「音声アシスタント」を割り当てた。

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「詳細設定」からは、耳から外したかどうかを検出する「装着検出」の設定、AirPods Proにもある「装着テスト」、「自動電源オフ」の設定ができる。

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装着感は?

肝心の耳への装着感は、一般的なカナル型のイヤホンだ。カナル型の中ではAirPods Proは独特な装着感で、耳にねじ込むのではなく、耳にはめこむ感覚だ。それでもAirPods Proのイヤホンは軽量(5.4g)なので、耳から落ちる感じはしない。

 Liberty 3 Proのイヤホンは7.5gあるので、耳にきっちりねじ込まないと、ずれる感じがする。Ankerもねじ込むことが重要だと思っているらしく、箱にきちんと表記してある。

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ケースから外してイヤホンに装着するのには、少し戸惑った。ケースから取り外した後に、どちらが上なのか間違えることがあった。出っぱっている部分を上になるようにつまむと覚えると混乱しない。

ケースから抜き出して、そのままの角度で耳に装着できるAirPods Proが深く考えて設計されているのがよくわかる。ステムがあるとカッコ悪いが、つまみやすいことでは意味があるのだと思った。

ステムがないメリットもある。指がステムに引っかかって取れることがない。

 Liberty 3 Proは装着する前にもちょっと問題が起きることがある。ケースの蓋をずらした瞬間にBluetoothでiPhoneやPCと接続するのだけど、この瞬間にイヤホンに音が転送されてしまう。iPhoneのスピーカーで音楽を鳴らしているときにケースの蓋をスライドさせると音が消えて、イヤホンを耳に装着するまで無音の状態になる。AirPods Proではもちろんこのようなことは起こらない。

音質は?

筆者の貧弱な耳では音質はよくわからないけど、いわゆるドンシャリ系だと思う。音がはっきりしていて、ビデオ鑑賞していると、背後の小さな音も認識できる。音の解像度が高いというか、聞いていてわかりやすいので、個人的にはAirPods Proより好みだ。

ノイズキャンセリングは?

ノイズキャンセリングは、筆者の感覚ではAirPods Proよりわずかに落ちる印象だ。低音の大部分のノイズは除去できるが、高音が聞こえることがある。

ただ、AirPods Proはノイズキャンセリングはサイレンなど特定の音が聞こえるようにチューニングしている傾向があるが、 Liberty 3 Proはその傾向が弱い。設定すると人の声を拾う機能もあるが、あまりわからなかった。

とはいえ、ノイズキャンセリングはAirPods Proと比較しなければ充分高性能で、手元にある「Bose QuietControl 30 wireless headphones 」よりはノイズキャンセリング性能は高い。

どちらかというと、問題は「外部音取り込みモード」だ。外部の音をマイクで拾ってくれるのだけど、AirPods Proに比べると人工的な音な気がする。静かな場所だとホワイトノイズもはっきり聞こえる。こちらはAirPods Proよりはっきり劣る。

Liberty 3 Proには「風切り音を消す」設定がある。これをオンにすると風切り音を感知して消してくれる。だけど、少し遅れる。自転車で走ると、走り始めの瞬間は風切り音が聞こえて、しばらくすると音が消える。

Liberty 3 Pro内蔵のプロセッサの処理が遅い気がする。

操作性は?

イヤホンの操作はタッチ式だ。触れるだけで操作できる。AirPods Proの感圧式ではないので、少し触れるだけで反応してしまう。髪や耳をいじって反応してしまうことがあった。

ダブルタップもなかなかうまくいかないことがある。原因不明だが、どうやってもダブルタップを認識しなくて困ったことがあった。初代AirPodsで操作がなかなか認識しなかった懐かしい記憶を思い出した。コストの問題もあるだろうが、タッチ式より感圧式の方が操作性は良い。

これは特殊な環境だと思うが、AirPods Proと併用していると「触れる」のか「つまむ」のか混乱してくる。

マルチアクセスは?

Liberty 3 Proの売りのひとつが「マルチアクセス」機能だ。2台のデバイスと接続できて、音を鳴らしているデバイスと自動的に接続してイヤホンに音声を届けてくれる。

マルチアクセス機能があるワイヤレスイヤホンは、それほど多くない。AirPods Proもマルチアクセス機能はないが、iOSのアップデートでApple製品なら「自動切り替え」できるようになった。自動切り替え機能は、同じApple IDに繋がっているデバイスが音声を出力しているかどうかを検知して、接続してくれる。

Liberty 3 Proの「マルチアクセス」機能は、登録した2台の機器を自動で切り替えてくれる。AirPods Proとは異なり、通知はなく、自然に切り替わる。

ただ、Liberty 3 Proのマルチアクセスは反応が遅い。「Bose QuietControl 30 wireless headphones 」にもマルチアクセス機能があるが、Boseよりも遅い。別のデバイスで音声を出力しても、切り替わるまでに少し間があく。

たまに誤動作することもする。Macbook Proの接続時に、iPhoneに触れると音声が乱れることがあった。Macで再生した動画をイヤホンで停止した場合、イヤホンで再度再生すると近くのiPhoneの音楽が再生することがあった。

とはいえ、普段は正常に動作するので、PCとスマートフォンを併用する人には便利な機能だ。

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充電は?

USB-Cケーブルまたはワイヤレスで充電できる。ワイヤレス充電できるエリアはAirPods Proより広い印象だ。充電インジケーターはケースの外側にあるので、点灯したランプの数がどれぐらい充電されているかすぐにわかる。だけど、これがちょっと問題で、充電が完了してもランプが消えないのだ。ワイヤレス充電台に置いておくと常に点灯していることになる。まあまあ明るいので、夜だとかなり目立つ。

AirPods Proは充電中も充電完了しても点灯していないので、目立つことはない。バッテリー残量が常に確認できるのは便利だけど、普段は目立たないAirPods Proの方が好みだ。

ちょうど良いコスパのイヤホン

AirPods Proと比較すると、 Liberty 3 Proの性能は総合的には劣ると思う。音質は好みだけど、少し劣るノイズキャンセリング性能、たまに不安定になるマルチアクセス、消えない充電ランプは少しずつストレスが溜まる。

とはいっても、Liberty 3 Proの購入額は実質15,840円。この価格でAirPods Proに迫る性能はすごいと思うし、コスパは高いと思う。

AirPods Proから買い換える必要はないけど、3万円は出せないけど、ノイズキャンセリング機能付きのワイヤレスイヤホンが欲しい人には良い製品だと思う。

また、AirPods Proと併用するのにも良いデバイスだ。AirPods Proの欠点は短いバッテリー持続時間だ。連続再生は4.5時間なので、一日は保たない。Windows PCなどと併用すると、切り替えるのが面倒だ。Liberty 3 Proがあれば、AirPods Proのバッテリーが切れたときや、自宅PC専用イヤホンとして使うことができる。1つのデバイスで使うならマルチアクセスの問題も関係がない。

Soundcore Liberty 3 Proは、ちょうど良いコスパのノイズキャンセリング機能搭載のワイヤレスイヤホンだと思います。

Anker Soundcore Liberty 3 Pro(完全ワイヤレスイヤホン Bluetooth 5.2)【ウルトラノイズキャンセリング 2.0 / ハイレゾ / LDAC / マルチポイント接続 / ワイヤレス充電 / 外音取り込み / PSE技術基準適合】ミッドナイトブラック

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