勝手に動くキャラクター
Nintendo Switch(以下、Switch)のコントローラーJoy-Conはしばらく遊んでいると、スティックが勝手に左右が入力されてしまう問題が起きることがある。
この現象が発生すると、Joy-Conを動かしていないのにスティックが中立にならず、キャラクターが上下左右いずれかに動いてしまう。Joy-Conをアップデートしてもリセットしても現象は改善されないので、ハードウェアの修理になる。
購入してから一年で娘のJoy-Conもこの現象が発生し、任天堂に修理を依頼した。修理の内容は部品代が200円、交換技術料が3,800円だった。
統計はないが、かなりの頻度で発生するらしく、娘の友達が所有するSwitchでも同様の現象が起きているそうで、ネットでもたくさん報告されている。
ちなみに、Wii Uのスティックでも発生する。
本当に高頻度で発生するなら仕様の不具合が原因なら、無償修理すべき案件だ。
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アメリカでは無償修理?
SwitchのJoy-Conがアメリカで無償修理対象になったとの報道があった。保証期間の有無に関係なく、現象が発生した場合は無償で修理し、以前の修理も要求があれば返金するそうだ。
背景にはアメリカで起きた集団訴訟がある。Joy-Conの障害はアメリカの消費者でも問題になっている。裁判で高い故障率が露見すれば、不具合を隠蔽したとされ任天堂が不利になる。集団訴訟がどのように進行するか不透明だが、任天堂が今後不具合を認める方向に進んでもおかしくない。
少なくても任天堂は故障率を把握しているだろう。
Switchの販売は好調で、9月には新モデルが登場する。新モデルには、Joy-Conの不具合対策が施されていると思われる。
SNS全盛の時代、悪い噂はまたたく間に広がる。メーカーが設計ミスを隠蔽できる時代ではない。不具合が多発したバタフライキーボードの設計をミスをAppleは認め、無償修理の対象とした。
比較的良好な企業イメージをもつ任天堂も早めに不具合を認め、現行モデルの無償修理を公表すべきだと思う。