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Twitterをなぜ辞められないのか考えてみる

Twitter文化

イーロン・マスク氏がTwitterを買収し大規模リストラを敢行してから、Twitterの終焉が叫ばれ、後継アプリを模索する動きが活発だったが、結局みんな毎日Twitterで呟いている。

どうしてTwitterを辞められないのか考えてみます。

ユーザー数

Twitterのユーザー数は国内に約4,500万人いるといわれる。LINEとYouTubeの方がユーザー数は多いが、自ら情報発信している人はTwitterが圧倒的だろう。LINEは特定の人とのコミュニケーションだけに使っている人が多いし、YouTubeは鑑賞目的の人が多数派だ。

お互いに情報を発信している媒体としてはTwitterが日本一だ。ユーザー数が多ければ、それだけ多様な情報が集まるし、自分好みに情報をカスタマイズできる。

カスタマイズされた情報

Twitterは長年使っているとフォローする人が定まってくる。フォローの人が発信したツイートは自分が望む情報源になっているはずだ。リストを使っている人はリストも自分好みの情報になっているだろう。Twitterを辞めるということは、長年チューニングしてきた情報ソースを捨てることを意味する。

フォロワー

使い方によるが、フォロワーさんとコミュニケーションする人はTwitterをやめたらその人たちと連絡が取れなくなる。LINEや他の方法で繋がっていれば問題ないが、Twitterで知り合った人とは微妙な距離感で保っていて、Twitter以外では交流していない場合も多い。

Twitterをやめると、そういうフォロワーさんとの交流もできなくなる。

情報発信

Twitterで情報を発信する意味とはなんだろう。「いいね」をしてもらうことか、有益な情報を他人に伝えたいとか人によってさまざまだ。

個人で事業をしている人、小説や絵などを販売している人にとってTwitterは情報発信の有益なツールだ。

ユーザーが多いTwitterは多くの人へ気軽に情報を伝えることができる。製品のキャンペーン手法として、一時期はLINEでフォローする手法が人気だったが、最近はTwitterでフォローしてリツイートすることでキャンペーンを応募させる手段をとる企業が多い。

Twitterの情報発信能力の高さを企業が認めているということだろう。

大事なのは機能ではなくユーザー数

改めてTwitterというものを俯瞰してみると、Twitterの機能はシンプルでTwitter独自の機能というのはほとんどない。それでもTwitterが重宝されるのは、たくさんのユーザーが集まり、長年使われているからだ。

Twitterを辞めるためには、コミュニケーションの手段として使っているなら、自分だけではなく繋がっている人も同時に他のツールへ移動してもらわないといけない。

逆にユーザーがTwitterから離れ始めたら、Twitter文化は一気に廃れる可能性もある。

イーロン・マスク氏の登場によりTwitterのブランドイメージは毀損されたし、経営も不安定のままだ。だが、少なくても現状の日本ではTwitterを辞めるのはなかなか難しいと思われる。

IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は高山環(たかやま かん)というペンネームで小説を書いています。
ブロックチェーンなどITを題材とした小説の他に、ミステリー、恋愛物、児童文学など様々なジャンルの作品を取りそろえています。
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