13インチ?
噂通りに13インチMacBook Proが登場した。シザーキーボードを搭載し、プロセッサがアップデートされた。
ところが、噂になっていた14インチディスプレイは採用されず13インチのままだった。15インチMacBook Proはベゼルが細くなり16インチ版が昨年登場した。13インチのままなのでキーボード以外、外観は一切変わっていないし、現代のPCとしては太ましいベゼルもそのまま。
13インチにはMacBook Airがあり、エントリーモデルと言われる2ポート版と性能も価格もかなり近い。14インチになっていたら、MacBook Airと差別化できた。
どうして14インチMacBook Proが発表されなかったか考えてみます。
開発が間に合わなかった?
これだけ噂になっていたし、MacBook Airとの差別化した方がマーケティング的には良いのだから、開発をしているのは間違いないだろう。
新型コロナウィルスによりサプライチェーンが混乱し、開発に遅延が出た可能性もあるが、それであれば13インチのアップデート版を用意しておくわけがない。
中国が混乱している中でMacBook AirとiPad Proは発表されたので、開発が遅れた可能性は低いだろう。
14インチはガセ?
そもそもAppleは14インチ版が存在するとは一言も言っていない。ただの噂といえばそれまでだ。ただ、15インチMacBook Proが16インチにアップデートされた事、13インチMacBook ProのエントリーモデルのポジションがMacBook Airに近すぎる事から考えると、14インチ版を開発する理由は十分にある。
iPad Proにフォーカス
新型iPad ProにMagic keyboardを用意して、iPad Proを新しいコンピュータとしてAppleは売り出そうとしている。トラックパッドにも対応し、Macでできる多くのことがiPad Pro+Magic keyboardでできるようになり、MacとiPadの統合も現実味を帯びてきた。ただ、AppleはMacを残すと何度も公言しており、今年は新型MacBook Airも登場している。
iPad Proを重視するために14インチ版の開発を控えたとは考えづらい。
14インチ版は後から登場する?
噂通り、14インチ版が開発されていたとすると、後から登場する可能性はあり得る。だったら13インチ版のアップデートはいらないんじゃないかとも思うが、16インチ版が発表される半年前に15インチ版がアップデートされている。
今回は問題が多発していたバタフライキーボードを早めになくすために13インチのアップデートを行い、半年後に14インチ版が発表されることは15インチから16インチ同様の路線であり得る話だと思う。
半年後というと秋だ。新型iPhoneなどのイベントがある季節だ。同じイベントで一緒に14インチMacBook Proが発表される可能性はありそうだ。