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【Apple Watch】新watchOS 5の「ワークアウト」でマラソンしてみた

新ワークアウト

Apple Watchの新しいOS「watchOS 5」で大きく進化した機能のひとつが「ワークアウト」だ。

今までApple Watchでランニングするときは「Nike+ Run Club」を使用してきたが、 せっかくだから純正アプリ「ワークアウト」を試してみた。

一週間ワークアウトを使用した感想はこちら

豊富な項目

ワークアウトしているときに参照できる項目は大幅に増えた。屋外ランニングでは、全部で11項目から選べて、表示できるのは5つ。

屋外ランニングの項目

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  • 継続時間・・・走行時間。信号待ちなどで走っていないときはタイムも停止する。コンマ10秒まで表示するのは珍しい。ちょっとうざいので秒数だけに変更できると嬉しかった
  • 距離・・・走った総距離数。1キロ走ると、1キロ毎の平均ペースの表示とともに振動で教えてくれる。軽い振動なので、気づかないこともあるかも
  • 現在のペース・・・今走っているペースを教えてくれる。マラソンを4時間以内で走るには、キロ5分35秒のペースで走る必要がある
  • 平均ペース・・・このラン全体の平均ペース。今日のランが全体でどれだけのペースで完走できそうかがわかる
  • ローリングペース・・・今回の新機能。直近の1キロのペースを表す。「直近」というのは、今走っている場所から1キロ前の地点までのペースのこと。スタート地点から1キロ、1キロ地点から2キロまでの1キロ毎の平均ペースではない。だから、走ればリアルタイムでペースは変動する。スタート地点から1キロごとの平均ペースは1キロ走り切る毎に通知してくれる。
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  • アクティブカロリー・・・現在のペースで走ると消費するカロリー
  • トータルカロリー・・・このワークアウト全体の消費カロリー
  • 心拍数・・・現在の心拍数。文字盤「Siri」を選んでおくと、ワークアウト終了時にワークアウト直後の心拍数と5分後の心拍数を教えてくれる。
  • 現在のケイデインス・・・1分あたりの歩数を表示。SPMは「Step Per Minutes」の略。自分のランニングスタイルが崩れていないか確認できる。ランナーの中には歩幅を気にする人も多い
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  • 平均ケイデンス・・・今回のランの1分あたりの平均歩数を教えてくれる
  • 上昇した高度・・・ランニング中に上昇した高さを表す。トレイルランをする人には良いかと

ペース通知

設定したペースよりも速かったり遅かったりすると通知してくれる。

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目標のペースと「平均」か「ローリング」が選べる。「平均」はランニング全体のペース、「ローリング」は直近1キロのペース。

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ランニング中に設定したペースを上回るか下回った時点で通知してくれる。設置したペースを上回ったペースを続ければ通知は二度とでてこない。逆に目標のペースを行ったり来たりしているときは、何度も通知がでる。

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ワークアウトの自動検出

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走っていると自動的にワークアウトかどうか検出して、通知してくれる。「屋外ランニングを記録」をタップすると、今まで走った部分も走行距離に追加してくれるが、そこまでのGPS情報は記録されない。GPSは消費電力が多いので、Apple Watchのバッテリーを節約するための措置。

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ワークアウトの自動停止も検出してくれる。停止し忘れたときには良いが、これが悪いのか、watchOS 5にしてから自動停止の挙動がおかしくなった。

信号待ちのときにワークアウトは自動停止するが、走行を再開してもワークアウトが再開しないことが何度かあった。

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心拍数が切れている時間も走っていた

良い点もあるが……。

ただ、ランニング再開を検知してくれないのは致命的。「ワークアウトの停止を通知」をオフにして試してみたい。

純正らしくキビキビした動作で、1キロのペースが確認できるのはプラス。Nike+ Run Clubと比較すると、ワークアウトに足りないのは「音声案内」がないことだが、真剣に走っていると聞こえないこともあるので、なくても良いと思えてきた。

もう暫くワークアウトを使ってみて、今後Nike+ Run Clubから移行するか決めたいと思います。

www.kantakayama.com