iOS 13登場
この秋に登場したiOS 13は、数多くの変更点があった。一番大きな変更点はダークモードの導入だが、それ以外に小ネタっぽいのも含めてたくさん変更・修正されている。
まとめてみました。
- iOS 13登場
- ダークモード
- コントロールセンター
- Safari
- スクリーンショット
- リマインダー
- App Stpre
- マップ
- メール
- 省データモード
- カメラ
- 写真
- スクロール
- アプリ「探す」
- カレンダー
- アプリの並べ替え
- 文章の編集
- ミュージック
- キーボード
- ファイル
- フォント
- Face IDの高速化
- アプリの高速化
- Sing in with Apple
- ヘルスケア
- ブック
- ショートカット
- メモ
- NFC
- めちゃ多かった
ダークモード
画面を暗くして、壁紙やアプリを黒を基調したものに変更できる。
変更方法:「設定」→「画面表示と大きさ」→「外観モード」を「ダーク」
「自動」をオンにすると、「日の入りまでライト」にでき、夜間だけダークモードに自動変更できる。
時間指定もできる。
コントロールセンター
Wi-Fi・Bluetoothの変更が可能
コントロールセンターからWi-Fi・Bluetoothを直接変更できるようになった。特にBluetoothはデバイスを切り替えるのに便利。
- コントロールセンターからWi-Fi(またはBluetooth)のアイコンをタップ→さらにアイコンを長押し
-
接続できるWi-FiまたはBluetoothを変更できる
Apple TV Remote
Apple TVを操作できるコントロールが新しくなった。今までスワイプにカーソルを移動できたのが、タップ式に変更になった。はっきり言って改悪だ。今まで連続して移動できたのに、ボタンを押さなければいけなくなった。
Menuボタンも大きくなり、ダサくなったような。
アプリのRemoteは変更されていない。
<2019/10/08追記>
アクセシビリティの設定で、タップ式から従来のスワイプ式に変更できた。いつの間に設定が変更になったのだろう。
スワイプ式に変更する方法
- iPhoneのアプリ「設定」→「アクセシビリティ」→「Apple TV Remote」
-
方向ボタンをオフにすると、スワイプ式に戻る。
- スワイプ式に変更された。
ダークモードへ変更
コントロールセンターからもダークモードに変更できる。
画面の明るさを調整するメニューを長押し。
コントロールセンターにダークモードのアイコンを追加することもできる。
Safari
「タブを閉じる」
タブを自動で閉じることができる。「一日後」「一週間後」「一ヶ月後」が選べる。
「設定」→「Safari」→「タブを閉じる」
サブメニュー
アドレスバーの左をタップすると、サブメニューが開く。今までアドレスバーの右を長押しでできた「デスクトップ用Webサイトを表示」への変更ができる。
「Webサイトの設定」を選ぶと、サイトごとに表示方法が選べる。
リンクの長押し
ページのリンクを長押しするとサブメニューが選べる。「リンク先のファイルをダウンロード」や「リンクのプレビューを非表示」にできる。
共有
メニュー下段中央の「共有」ボタンをタップすると現れる「共有」メニューが変更になっている。
他の共有もそうだが、メニュー上部にAirDropの送信先と「よく使う連絡先」が表示される。
スクリーンショット
電源ボタン+音量ボタン上で実行できるスクリーンショットの画面が変わった。スクリーンショットの画面への書き込みが色々なペンを使ってできるようになっている。
リマインダー
ダッシュボード
リマインダーが変更されて、ダッシュボードのような画面が追加された。今日やるべきこと、日時指定のリマインドがわかる。
クイックールバー
リマインダーの「日付指定」「場所指定」がアイコンをタップして簡単にできる。
サブタスク
タスクにサブタスクが追加できるようになった。やっとタスクアプリっぽくなりましたね。
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実行済みのタスク
今までできなかった「実行済みのタスク」も表示できる。右上の「…」をタップして「実行済みを表示」
App Stpre
「Apple Arcade」のメニューが加わった。
その代わり、以前あった「アップデート」が右上のアカウントをタップした画面に移動になっている。
アプリを急いでアップデートするには、右上のアカウントをタップ、「もうすぐ行われる自動アップデート」の「すべてをアップデート」を選ぶ。
マップ
よく使う項目に追加
マップの地点を「よく使う項目に追加」できるようになった。マップを長押しして、「よく使う項目に追加」を選ぶ。
駐車した場所を表示
車とBluetoothが切断された場所を記録して、駐車した場所を表示してくれる。Google Mapにもある機能。
コレクション
マップにコレクション機能が追加された。多くの場所を集めてコレクションとしてまとめることができる。
地図下部を上にスワイプすると、コレクションを追加・表示できる。
空気質指数
気象状況の他に空気質指数が表示できる。この設定は前からあったかな。オンにしても、地図画面に表示されない??
到着予定の共有
ナビゲーションをスタートして、「到着予定を共有」すると、他の人にメッセージで到着予定が送信される。
メール
ミュート
特定のメールスレッドをミュートできる。ミュートにすると通知がこなくなる。
メールを右スワイプして、「…」をタップ、「ミュート」を選択。ミュート解除も同様に操作で可能。
フォント
メール本文のフォントを変更できる。キーボード左上の「Aa」をタップし「デフォルトのフォント」を選択。
省データモード
「省データモード」をオンにすると、モバイル通信データを減らすことができる。iCloudへのアップロードを一時停止するなどが行われる。
アプリ「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「省データモード」をオンにする。
カメラ
iPhone 11になって、大幅に性能アップしたカメラだが、iOS 13をインストールすれば旧機種でもいくつかの機能は楽しめる。
ズーム
今まで2本指でズームしていたのが、一本指でズームできるようになった。画面内の「1x」をタップしてそのままスワイプすればズームできる。スムーズにズームできるので、便利。
ハイキー照明(モノ)
iPhone XS・iPhone XR以降のモデルだと「ハイキー照明(モノ)」が選べる(それ以前のモデルでは不可)。
ポートレイティングのエフェクトが強調され、よりメリハリがついたモノクロ写真が撮影できる。
写真
編集
「コントラスト」「ブリリアンス」など細かく編集できる。
検索
人や撮影地、語句で検索できる。
たとえば「馬」で検索すると「馬に乗っている人」「馬草」なども抽出してくれる。だけど、「パンダ」は検索できないなど、Google Photoと比べると、まだ発展途上かな。
スクロール
右側のスクロールバーをダブルタップするとスクロールバーが太くなり、そのまま高速スクロールできる。やたら長いページを参照するときは便利。
アプリ「探す」
今までの「iPhoneを探す」と「友達を探す」が統合されて、アプリ「探す」に生まれ変わった。
位置情報を共有している人を探したり、自分のデバイスを探せたりできる。
デバイスは、iPhoneだけではなく、同じiCloudアカウントで使っているApple Watch、AirPods、Macが参照できる。AirPodsは最後にBluetooth接続した場所らしい。
カレンダー
「カレンダー」に添付ファイルを追加できるようになった。ただしiCloudのカレンダーのみで、Googleカレンダーに予定を追加する設定だとできない(メニューもでてこないので注意)。
アプリの並べ替え
長押し機能の変更により、アプリの並べ替えの方法も変わった。
アプリのアイコンを長押しして、「Appを並べ替える」を選択すると、アプリの並べ替えと削除ができる。
文章の編集
単語の選択
ダブルタップすると「単語」を選択できる。カーソルを移動して選択するより間違いがない。
トリプルタップすると、「文節」を選択される。4回タップすると、「段落」が選択される。
カット、コピー、ペースト
3本指でピンチイン(外側から内側に指をすぼめる)とコピー、ピンチアウト(外側に向かって指を広げる)とペースト、3本指で2回ピンチインするとカット。
iPhoneだと画面が小さすぎて、さすがにやりづらい。
「やり直し」「取り消し」
3本指右スワイプで「やり直し」、3本指左スワイプで「取り消し」ができる。
カーソル移動
カーソルにタップして、指をそのまま動かせばカーソル移動できる。今までは長押しして、虫眼鏡状態にしてからカーソルを移動していた。慣れると便利。
ミュージック
歌詞の表示
ミュージックに歌詞が表示できるようになった。音楽に合わせて自動でスクロールはしないので、自分でスクロールさせてください。
キーボード
個人的にはiOS 13で大きく変わったのはダークモードとキーボードだと思う。特に全角スペースは画期的。
スマート全角スペース
ずっと「全角スペース」に対応していなかったiPhoneがようやく全角スペースに対応した。今までは辞書に「全角スペース」を登録して使っていた。
アプリ「設定」→「一般」→「キーボード」→「スマート全角スペース」をオンで使用できる。全角で入力しているときは全角スペース、半角で入力しているときは半角スペースが自動で入力される。
Bluetoothキーボードにも対応しているので、日本語の文章をiPhoneで入力している人には嬉しい機能。
なぞり入力
おかしな日本語だけど、キーボードから指をはなすことなくキーを移動することで、文字が入力できる機能だ。
ただし英語のみ。日本語のローマ字キーボードでも利用できない。
ファイル
iPadOSの新設に合わせてiOSでもPCライクな機能が追加された。
圧縮
ファイルの圧縮ができるようになった。圧縮形式はZip。
ファイルを長押し、メニューから「圧縮」を選択する。
圧縮したファイルを解凍もできるが、メニューは、なんと「伸張」。凍らせてもいないのに「解凍」という表記する日本語のほうがおかしい気もするけど、「伸張」って。
フォント
iOS 13ではフォントのインストールができる。フォントのインストールApp Storeから。
Face IDの高速化
Face IDが高速化された。iPhone Xでも実感できるぐらい速くなった。
アプリの高速化
最大30%アプリが高速化されているらしい。ただし、アプリがアップデートまたは再インストールした時に限る。アップデートが頻繁ではないアプリなら、アプリを一度削除して再インストールすれば恩恵が受けられる。
Sing in with Apple
GoogleやFacebookのように、別サービスにApple IDを使ってサインインできるようになった。
ヘルスケア
概要
ヘルスケアも変わった。「よく使う項目」「ハイライト」「ワークアウト」などが「概要」で参照できる。これって、今回からですよね。
周期記録
月経周期を記録できる。
ヘッドフォン音量
ヘッドフォンの音量もiPhoneは記録している。時系列でどのボリュームでヘッドフォンを使っているか記録している。AirPodsではなくても、他のヘッドフォンでもOK。
前日よりボリュームが大きいと教えてくれる。
環境音レベル
ヘッドフォンだけではなく、周りの音も測定している。その場で騒音を警告してくれる昨日はない。Apple Watchではノイズのしきい値を定めることができて、しきい値を上回ると通知してくれる。
ブック
ブックに「読書目標」が追加された。Appleのブックで読書すると読書時間が表示される。
画面タップすると、目標を変更できる。
ショートカット
オートメーション
iPhoneの複数の動作を自動で実行できる「オートメーション」が追加された。時刻やBluetoothへの接続をトリガーにしてショートカットを実行できる。
たとえば、AirPodsに接続したらいつもの曲を流すことや、自宅から出た時に天気を表示することもできる。
メモ
ギャラリー表示
メモをリストではなく、ビジュアルなギャラリーができる。右上の四角が並ぶアイコンをタップする。
画像埋め込み
画像を埋め込むことができるようになった。Apple Watchにもメモが追加されたので、Evernoteから移行できる?
チェック
メモの中にチェックリストを追加することができる。
スキャン
カメラアイコンをタップすると書類をスキャンできる。スキャンすると文章部分だけを自動的にトリミングしてくれる。スキャンした文字は検索できるはずだが、日本語ではヒットしなかった。
NFC
iOS 13ではCore NFCが開放されて、NFCデバイスと通信できるようになった。Suicaの残高表示などをサードパーティ製アプリで可能になっている。
この機能と「ショートカット」の「オートメーション」を使えば、NFC機器との自動接続もできるはず(まだ試していないけど)。
めちゃ多かった
アプリを一個ずつ比べていったら、結構数が多かった。他にもありましたら、教えて下さい。