iPhone XS Plusではない⁉
Appleが新型iPhoneの名称を度々変更しており、大画面OLED版iPhoneが「iPhone XS Plus」ではない可能性があるとBloombergが報じている。
本サイトでは3タイプのiPhoneの名称を、
- 5.8インチOLED・・・iPhone XS
- 6.1インチ液晶・・・iPhone 9
- 6.5インチOLED・・・iPhone XS Plus
と予測しているが、iPhone XS Plusにしない理由はなんだろう?
定着した”Plus”
iPhoneのPlusシリーズは2014年のiPhone 6 Plusからはじまり、昨年のiPhone 8 Plusまで続いている人気機種だ。”Plus”という名称は定着しているように思えるのに、変更する理由があるのだろうか。
もし本当に名称を変更するなら、このサイズのデバイスをスマートフォンと別のものにAppleがしたい思惑があるのだろう。
iPad Pro mini?
iPhone XS PlusはOLEDフルスクリーンを既存のiPhone 8 Plusのサイズのボディに搭載し、6.5インチというiPhone史上過去最大の画面サイズとなると言われている。ファブレットと呼ばれる『Galaxy Note 8』の6.3インチよりさらに大きく、7.5インチのiPad miniにも近づく画面サイズだ。
サムソンが積極的に使っている”ファブレット”という名称をAppleは使いたくないだろう。
iPad miniは長らくモデルチェンジを行っておらず、このまま消滅すると言われているが、この巨大スマートフォンをAppleは”iPad Pro mini”として売りたいのかもしれない。新型iPhoneは、Apple Pencilに対応し、iPadに近い性能をもつ。
近年iOSはiPhoneよりもiPad向け機能を充実しており、将来のMacへの統合も視野に入れて、iPadを”次世代パーソナルコンピューター”としたいとAppleの思惑が透けて見える。
今回のAppleのイベントではiPad Proの新型発表の噂もある。Apple Watch、AirPowerなどの発表も予測されており、iPadは別イベントかと思ったが、iPad Pro、iPad Pro miniを同時発表するなら、合点がいく。
iPhoneのPlusシリーズがiPadに移行すれば、iPhoneユーザーをiPadユーザーへの橋渡しになる。
方針の大転換はあるか?
iPadとiPhoneを分け隔てるのはiOSの仕様だ。同じバージョンのiOSをiPadにインストールするとタブレット的な動きをし、iPhoneにインストールするとスマートフォン的な動きになる。iPadにもLTE対応モデルがあり、両者のハードの差は思ったよりも小さい。
ただ、定着した”Plus”の名称を廃止するのはもったいない。やはりiPhone XS Plusだと思いますけどねえ。