iPhone 14は買い?
今年の新モデル「iPhone 14」が発表された。大きな進化ポイントは、衝突事故検出、新しい画像処理技術である「Photonic Engine」とオートフォーカス対応したフロントカメラだ。もう一つあるのは、Plusモデルの登場だ。
あまりインパクトがないように見えるiPhone 14だが、買い替えを検討している人はいるだろう。
過去のiPhoneから買い換えるべきか考えてみます。
iPhone 13
昨年買ったばかりのiPhone 13。事故検出機能とカメラ性能だけで買い換えようと思っている人は少ないだろう。
購入して一年なら、バッテリーもまだ劣化していないだろうし、今年モデルはチップも変わっていない。
買い替えを検討する材料としては、ディスプレイサイズだ。昨年miniを買ったけど、もっと大型のディスプレイが欲しい人には、6.7インチのiPhone 14 Plusが選択肢に入る。
それでも、一年で買い換えるにはもったいない気もする。miniシリーズはiPhone 14で廃止になっているので、大事にしたい。
iPhone 12
2年前のモデルであるiPhone 12。サイズは変わらず、iPhone 14の方が少しだけ分厚く重い。その代わりにバッテリーが最大3時間長く保つようになった。
デザインがほとんど変わっていないので、買い換えてもあまりインパクトはないかな。あ、カメラの配置が縦配列から斜め配列に、ノッチが少し小さくなっているか。
でも、それだけでは買い換えないかなあ。
iPhone 11
3年前のモデルであるiPhone 11。デザインはあまり変更されていないが、iPhone 11はMagSafeに非対応、HDRディスプレイ非搭載など機能に違いがある。
iPhone 14の方がサイズが少し小さく、軽い。3年間使っていると、バッテリーもかなり劣化していると思うので、買い替えを検討しても良いかもしれない。
MagSafeは新しい機能なので、少し楽しめると思う。
iPhone XS
4年前のモデル。5.8インチディスプレイのデザインは懐かしさもある。
iPhone XSのカメラは望遠と広角レンズを搭載しているが、iPhone 14は広角と超広角レンズの構成になっている。買い換えると望遠レンズがなくなることは注意が必要だ。
カメラとMagSafe以外にも、バッテリー連続駆動時間が14時間から20時間とかなり伸びているなど基本性能はかなり進化しているので、iPhone XS以前は買い替えても良いだろう。
iPhone X
5年前のモデル。買い換えて良いかと。サイズはほとんど変わらないが、ディスプレイも大きい。
iPhone 8以前
Face ID非搭載のiPhone 8以前のモデルから買い換えれば、MagSafeやFace IDなど数多くの新機能が楽しめる。ネックはサイズだ。miniがなくなったので、8以前から買い替えると、サイズは確実に大きく重くなる。
どうしても大きなサイズが嫌な人はiPhone SEにしよう。
iPhone SE
廉価版iPhone SE。第3世代はA15チップを搭載していて、iPhone 14と同等。第3世代を選んだ人は小さくて安いスマートフォンが好きだろうから、miniがなくなったiPhone 14は選択肢に入らないのでは。
それ以前のモデルの人も大きくて高いiPhone 14よりは、小さいiPhone 13 miniを選ぶのもありかもしれない。iPhone 13 miniは92,800円で同じストレージ容量ならiPhone SEとの価格差は23,000円とそこまで遠くはない。
バッテリー劣化が買い替え時期
ここ数年のiPhoneの変化を見ていると、大きく進化することはないように思う。デザインも変わらず、性能の変化も小幅だ。
買い替えた方が良いモデルというのはなく、いつ買い換えても大きな失敗はないだろう。iPhoneがコモディティ化し、買い替えサイクルも伸びているので、Appleとしてはいつ買い換えても損はないようにプランしているようだ。
バッテリーが劣化したときが、買い替え時期だと思う。長く使うなら、3年ぐらい使った頃にバッテリーを一度交換して、次のバッテリー劣化時期に買い換えるのが良いように思う。