売れなくて話題になるiPhone
iPhoneの減産報道でAppleの株価は急落した。今秋に登場したiPhoneがことごとく売れてないのが事実なら、Appleにとって大きな誤算だ。ただ、屋台骨であるiPhoneの販売が低迷のままでAppleは終わらせるわけにはいかない。
売上回復のためにiPhone XRの値下げが噂されているところに、iPhone XRの実質値下げをNTTドコモが発表した。
定価10万円近いiPhone XRが、2万円台で買えるとセンセーショナルに報道されているが、実際はそんなに大きな値下げではない。今回の新たな値引きを詳細に見ていこう。
「月々サポート」から「端末購入サポート」の変更
- 今までの値引き:「月々サポート」「オンラインショップ限定特典」
- これからの値引き:「iPhoneデビュー割」「オンラインショップ限定特典」「端末購入サポート」
今までも「月々サポート」という本体を購入すると毎月の割引があった。「月々サポート」は2,457円 の24か月分で、58,968円の割引になっていた。
これに「オンラインショップ限定特典」の実質5,184円を値引きになる。
今までの値引き:機種代金 98,496円 - 58,968円 - 5,184円 = 34,344円
こちらは、機種変の値引き。今までの値引きメニューだった「月々サポート」が残っている。
今回新たに登場したの値引きが「端末購入サポート」と「iPhoneデビュー割」だ。新規に回線契約した時に限って、これらの値引きを受けることができる。
月々サポート24ヶ月分と端末購入サポートの値引きは同額の58,968円で、一円も値引きになっていない。ただ、月々サポートは24ヶ月使わず他の機種へ変更した場合は満額の58,968円を受け取ることが出来ない。「端末購入サポート」は12ヶ月の継続契約が条件なので、月々サポートの24ヶ月の縛りが12ヶ月の縛りに変更になったということだ。
今回追加になった新たな値引きは「iPhoneデビュー割」の8,428円だ。つまり、今までとの比較で新たな値引きになったのは8,428円だけで、約10万円の本体価格が72,000円の大幅値引きにより2万円代で最新のiPhone XRが買えるようになったイメージとは随分異なる。
まとめ。新たな値引きは実質8,428円
- 新たな値引きは、実質8,428円
- 24ヶ月縛りが12ヶ月縛りに
最初の報道とは、随分印象が異なるが、最新のiPhone XRが実質25,920円で購入できる事実は変わらないし、販売開始から一ヶ月で新たな値引きを提示しなければならないほど、iPhone XRの販売が低迷しているのも、また事実だ。
今回の新たな値引きはiPhone XRだけで、iPhone XSとiPhone XS MAXは対象外だ。iPhone Xが再生産されている噂もある。このあと、販売状況によってはiPhone Xの復活かiPhone XSの新たな値引きも予想される。
また、auとソフトバンクからも新たな値引きが予想される。
年末に新たなiPhoneを購入を考えている人は、もう少し待っても良いかもしれない。