近づく新型iPhoneの発表
8月も下旬に入り、毎年恒例の次期iPhoneの発表が近づいてきた。Appleは何の発表もしていないが、サプライヤーからの情報などで、Appleが今年は3タイプのiPhoneを9月に発表することが確実視されている。
では、いつ発表されて、いつ発売されるのだろう。過去の実績から予想してみた。
発表日の法則
ここ数年の新型iPhoneの発表日は、9月7日から9月12日の間の火曜日か水曜日に集中している。
年 | モデル | 発表日 | 発売日 |
2017年 | iPhone8/8 Plus | 9月12日(火) | 9月22日(金) |
2016年 | iPhone7/7 Plus | 9月7日(水) | 9月16日(金) |
2015年 | iPhone6s/6s Plus | 9月9日(水) | 9月25日(金) |
2014年 | iPhone6/6 Plus | 9月9日(火) | 9月19日(金) |
2013年 | iPhone5s | 9月10日(火) | 9月20日(金) |
2012年 | iPhone 5 | 9月12日(水) | 9月21日(金) |
この法則に従うと、今年のiPhoneの発表日は9月11日か9月12日しかありえない。
では、9月11日か9月12日のどちらなのか? 火曜日か水曜日にするかは、以前は会場を予約できるかどうかで決まっていたようだが、昨年は新社屋内のスティーブ・ジョブズシアターで行われたので、今年も同じシアターを使うならAppleが自由にイベント日を決めることができる。
ただ、過去に9月11日に開催したことはない。9月11日は同時多発テロ事件があった日で、毎年慰霊行事が行われる。今年もこの日は避けるだろうから、9月12日と筆者は予想する。今年と同じ曜日の並びである2012年も9月12日水曜日に開催しているので、信憑性は高いと思う。
発売日は発表日翌週の金曜日
発表日が決まったら、次は発売日。過去の発売日は、すべて発表日翌週の金曜日で統一されている。というわけで、今年の発売日は、9月21日金曜日と予想する。これは簡単。
全タイプ同時発売?
最後の疑問は、今年の3タイプのiPhoneがすべて同時発売するかどうか。昨年のiPhone Xの発売日は11月3日だった。iPhone XはApple初のOLED搭載のスマートフォンということで、遅れるのも納得できた。OLED搭載2年目の今年、iPhone X後継のiPhone XS、iPhone XS Plusは法則通り、9月21日に発売されると予想する。
一方、液晶モデルであるiPhone 9は開発の遅れが噂されている。
ホームボタンを除くフルディスプレイは液晶モデルではiPhone 9が最初になるので、製造に苦労しているのは想像できる。
また、以前の記事で指摘したように、廉価版を後からだすことで、フラッグシップモデルに注目を集めるのはよくあるマーケティング手法だ。ただ同時発表すれば高価なモデルを買い控えされる危険性もある。
そこで、今年は全モデルを同時発売すると予想する。AirPowerの開発の遅れなど、Appleの開発能力に懸念が出ている中、十年間販売している液晶モデルの開発が遅れているとは言いづらい。
その開発が遅れていたAirPowerも、新型iPhoneと一緒にようやく発表されそうだ。周辺機器であるAirPowerも同時に発売したほうが一緒に購入してくれる顧客も多いだろう。
というわけで、今年の新型はiPhoneは、このように予想します。
まとめ
- iPhoneの発表日は、9月7日から12日までの火曜日か水曜日
- 2018年の発表日は、9月12日水曜日
- iPhoneの発売日は、発表日翌週の金曜日
- 2018年の発売日は、9月21日金曜日
- 全3モデル同時発売
楽しみな9月
今年はiPhoneだけではなく、Apple Watch、AirPowerの発表を行うと思われる。
イベントの告知は9月中旬、予想が当たるかどうかも含めて今から楽しみだ。