iOS 15.2リリース
iOS 15.2が配信された。Apple Music Voiceプランへの対応やデジタル遺産機能の導入などいくつかの点が更新・変更された。初代iPhone登場から14年を経てたくさんの機能が追加され、デザインもインターフェイスもリニューアルされたが、まだまだ使いづらい点がある。
「どうして、こうなっているの?」という部分をiPhoneの仕様をご紹介します。
- iOS 15.2リリース
- カスタマイズできないコントロールセンター
- ショートカットできないショートカット
- 一覧できないAppスイッチャー
- 英語表記できない日付
- 数値化できないバッテリー表示
- 色々ありそうだけど
カスタマイズできないコントロールセンター
右上からの下スワイプで表示できるコントロールセンターは、ロック画面からも各種機能が使えるのは便利だが、カスタマイズができない。Appleが用意した機能しかコントロールセンターには設置できないのだ。好きなアプリや機能をコントロールセンターに置ければ、めちゃ便利なのに。
ショートカットできないショートカット
iPhoneの操作を定型化できる「ショートカット」は様々な動作を省力化できるが、いまいち使い勝手が悪い。もっとも面倒なのは、ショートカットで実行する前に確認が入ることだ。確認不要なアクションもあるが、状況に応じて自動的にショートカットが立ち上がる「オートメーション」は名前と違いオートメーションではなく、実行前に必ず確認が入り、タップしないといけない。
セキュリティを維持ためにこのような仕様にしていると思うが、確認が必要かどうかユーザーに選択肢を与えてほしい。
一覧できないAppスイッチャー
起動済みのアプリを左右のスワイプで切り替えることができるAppスイッチャーだが、一覧表示機能がない。たくさんのアプリを起動していると、延々と右スワイプをしないといけない。
Safariのタブ一覧のように上下左右にタイル状にアプリが並んでくれれば、必要なアプリをすぐに見つけることができる。
今年はSafariにタブグ一覧が導入されたので、来年はアプリに一覧が導入されることを期待したい。
英語表記できない日付
日付表記は、設定した言語に依存しているので、曜日は漢字表記から変更できない。Macも同様の仕様なので、アメリカ企業であるAppleとしては自国の言語以外で表記したい需要があるとは思っていないのかもしれない。
数値化できないバッテリー表示
フルスクリーン化してノッチができてから、上部のメニューバーにバッテリー残量を数値で表示できなくなった。
ノッチが場所をとっているから、スペースがないのはわかるけど、電池表示ではなく数値表示が選べても良いのでは。
色々ありそうだけど
毎日使っていて不満なことがもっとたくさんあると思っていたけど、案外なかった。
コントロールセンターがカスタマイズできないのはセキュリティの問題があるからだろうし、ショートカットの「確認」もセキュリティの懸念がある。カスタマイズできるようにすればするほど、セキュリティホールができる可能性が高まる。
また、Appleはデザインにこだわる会社だ。やたらめったらカスタマイズができて、「美しくなくなる」「他の人が使うと訳がわからなくなる」のを防ぎたいのだろう。
ただ、機能重視かデザイン重視かはユーザーに委ねても良いと思う。