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「第12回ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作の「夏のピルグリム」を7月18日に刊行

「第12回ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作の 「夏のピルグリム」 が7月18日に発売になります。初の単行本形式の小説です。
興味がある方は書店で予約してみてくださいませ。

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台湾版「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」が発売されました

タイトルのとおりで台湾版「ふたりの余命  余命一年の君と余命二年の僕 」が発売されました。
ふたりの余命」は僕がKindleで出版した小説で、編集の人の目に留まり宝島社文庫から書籍化されました。今回は、その台湾版です。

www.kadokawa.com.tw

タイトルは「餘命一年的妳和餘命兩年的我」です。サブタイトルと同じ「余命一年の君と余命二年の僕 」という意味です。漢字だとなんとなく意味がわかりますよね。
外国版だと表紙が大幅に変わる場合もありますが、この表紙は日本版とほぼ同じで、文字だけが異なります。
初版限定でポストカードがついてきます。これは日本版にはない特典です。台湾では一般的なのでしょうか。

こちらが、見本です。日本の文庫版と異なり、大判でアメリカの空港で売っているペーパーバックのような感じです。

こちらは、初版限定でもらえるポストカード。台湾では一般的な販促なのでしょうか。

こちらが本文。「余命」を表す「日」が「天」と書くのがシンボリックでいいですね。
台湾の人が意味を知らなそうな語句には註釈がついています。これは「心太」の説明。ふりがなの記載もありますね。
カタカナがないので、「ダウト!」は「Doubt!」になっています。このダウトを訳してしまうと会話が成立しませんので、英字で書くことにしたのでしょう。翻訳する人は大変ですね。ちなみに中国語で「心太」は、「ハート大変」という意味だそうです。それは意味が通らないですよね。外国版が出版するときに、著者がすることはほとんどありません。中国語は第二外国語で学びましたが、翻訳はおろか読むこともできませんし。

台湾の人に楽しんでもらえれば幸いです。

 

著者初の単行本形式の小説「夏のピルグリム」がポプラ社より発売中です。「ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作です。よろしかったら書店で手に取ってみてください。善い物語です!