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「第12回ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作の「夏のピルグリム」を7月18日に刊行

「第12回ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作の 「夏のピルグリム」 が7月18日に発売になります。初の単行本形式の小説です。
興味がある方は書店で予約してみてくださいませ。

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2000作の小説を書いた人

「今までに小説を何作書きましたか?」

取材や質問を受けるときに「今までいくつの小説を書きましたか?」と聞かれたら、「2000作品です」と答えたいと思うことがあります(実際に答えたことはありません)。
2000作品を書いたというのは冗談ではなく、本当です。まじです。
Twitter小説というのをご存知でしょうか(今はX小説と言うの?)。140字の文字制限の範囲内で書く小説のことです。
僕はこのTwitter小説を2000作書きました。こちらのTwilogで参照できます。

どうしてそんなに書いたかというと、小説執筆の鍛錬のためです。
10年ぐらい前に創作力を磨くために、毎日Twitter小説を書いていました。140字ですから、通勤中に5分ぐらいで書けるのですが、短い文字数で余韻やオチをつけるのは工夫が必要だし、文字の節約のために体言止めの使い方などをTwitter小説を毎日書いて学びましたね。
一度始めるとしつこく続けるので、Twitter小説の執筆は5年以上やっていたと思います。

Twitter小説大賞

賞にも応募して、第2回第3回Twitter小説大賞で優勝賞を受賞しました。
こちらが第2回の優秀賞。

こちらが第3回優秀賞。どうでしょうか?

Twitter小説で使った表現を長編小説内に用いたこともあります。第3回優秀賞で使った「かける」の連続は、他の小説でも使いましたね。

役立っている140字の小説たち

Twitter小説で得たイメージから長編小説を書いたこともあります。

このTwitter小説のイメージを元にして書いた中編小説が「雪の愛した物語」でした。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0BFVC9G96

2000作のうち気に入ったTwitter小説を332抜き出し、そのすべてにあとがきをつけて本にしたこともあります。

https://www.amazon.co.jp/dp/B00FPQ7WGE

最新作の「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」まで25作の長編小説を書きましたが、それだけ書けたのは2000作のTwitter小説を書いたからだと思っています。