宝島社より 「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」 が発売になりました。私にとっては初の商業出版になります。
自分の小説が本屋に並ぶという中学生からの夢がようやく実現します! 興味がある方は書店で予約してみてくださいませ。

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2000作の小説を書いた人

「今までに小説を何作書きましたか?」

取材や質問を受けるときに「今までいくつの小説を書きましたか?」と聞かれたら、「2000作品です」と答えたいと思うことがあります(実際に答えたことはありません)。
2000作品を書いたというのは冗談ではなく、本当です。まじです。
Twitter小説というのをご存知でしょうか(今はX小説と言うの?)。140字の文字制限の範囲内で書く小説のことです。
僕はこのTwitter小説を2000作書きました。こちらのTwilogで参照できます。

どうしてそんなに書いたかというと、小説執筆の鍛錬のためです。
10年ぐらい前に創作力を磨くために、毎日Twitter小説を書いていました。140字ですから、通勤中に5分ぐらいで書けるのですが、短い文字数で余韻やオチをつけるのは工夫が必要だし、文字の節約のために体言止めの使い方などをTwitter小説を毎日書いて学びましたね。
一度始めるとしつこく続けるので、Twitter小説の執筆は5年以上やっていたと思います。

Twitter小説大賞

賞にも応募して、第2回第3回Twitter小説大賞で優勝賞を受賞しました。
こちらが第2回の優秀賞。

こちらが第3回優秀賞。どうでしょうか?

Twitter小説で使った表現を長編小説内に用いたこともあります。第3回優秀賞で使った「かける」の連続は、他の小説でも使いましたね。

役立っている140字の小説たち

Twitter小説で得たイメージから長編小説を書いたこともあります。

このTwitter小説のイメージを元にして書いた中編小説が「雪の愛した物語」でした。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0BFVC9G96

2000作のうち気に入ったTwitter小説を332抜き出し、そのすべてにあとがきをつけて本にしたこともあります。

https://www.amazon.co.jp/dp/B00FPQ7WGE

最新作の「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」まで25作の長編小説を書きましたが、それだけ書けたのは2000作のTwitter小説を書いたからだと思っています。