宝島社より 「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」 が発売になりました。私にとっては初の商業出版になります。
自分の小説が本屋に並ぶという中学生からの夢がようやく実現します! 興味がある方は書店で予約してみてくださいませ。

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noteに移行しました

noteに移行しました。 商業デビューをしたのをきっかけにして、noteを開設しました。 noteには小説関連の記事を掲載していきます。今のところ毎日更新し続けています(いつまで続くか分かりませんが)。 こちらの「小説とIT」も残しておきますので、過去のIT…

将棋と小説

将棋を観戦するようになって、7年になります。7年前というのは現在八冠を保持している藤井聡太竜王・名人がデビューした年で、藤井さんの圧倒的な才能に惹かれて、将棋を観るようになりました。将棋のルールは知っていましたが、それまでプロの将棋を観たこ…

ワンパンパスタと小説

最近ハマっているのがワンパンパスタ。知っている人も多いと思いますが、ワンパンパスタとは、フライパンひとつでパスタ料理を作ることです。通常は鍋で茹でたパスタをフライパンで作ったソースで和えるけど、ワンパンパスタは、ソースを作ったフライパンに…

言葉の収集家

「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」には語彙を増やすために気に入った言葉をノートに書き留める人が出てきます。これは僕の実体験です。中学生の頃、小説家を志すと決めたときに始めました。小説や新聞を読んで知らない言葉、気になる言葉を集めて…

海辺の効用

普段は自宅かカフェで作業をするのですが、昨日は天気が良かったので海辺で執筆をしました(画像は別日撮影)。11月末なのに、今年はまだ暖かく日差しがあたればシャツ一枚でも充分過ごせました。執筆環境としては、海辺はなかなか大変なこともあります。海…

1000人を面接してわかったのは「第一印象を壊す重要性」

会社員時代、支社の立ち上げや新入社員の最終面接をしていたので、おそらく1000人くらいと面接をしました。人を選べるような人間ではないけど、ポジション的に仕方なくやっていましたね。1000回も面接をすると、コツみたいなものがわかってきました。 僕が会…

ミニマルな生活

ミニマルな生活に憧れていて、なるべく物を増やさないようにしています。デジタルグッズは大好きだけど、PCはいつもノートPC一台しか使っていません。マウスやキーボードなど付属物が必要なデスクトップPCはもう何十年も買っていません。できればPCを持たず…

オーブンレンジが信用できない

在宅で働いていると、よく使う家電がオーブンレンジ。ランチには冷凍食品のパスタやチャーハン、夕食には野菜や冷凍ご飯を温めるのにレンジを利用します。本来はオーブンレンジが仕事の良きパートナーになるはずなのに、うちのオーブンレンジが良くないのか…

会社員が守るべきたった一つのルール

会社員時代のことをあれこれ思い出していたら、そのときに自分が守っていたことが頭に浮かびました。当時は、仕事を効率的にこなすために、山ほどあるライフハックを調べて、ビジネス書をたくさん読みました。読んだことはほとんど覚えていないし、実践でき…

自分が得することを選ぶ

マネジメントの職に就いてから、仕事の心構えみたいなことを新入社員に話すことがありました。人様に教えるなんて畏れ多いのですが、仕事だから仕方がありません。その時に僕が言うと決めていたのは「自分が得することを選ぼう」でした。 利己的に聞こえます…

「小説を書く目的は何ですか?」

「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」を上梓してから、いくつかの取材を受けました。聞かれた質問で困ったのが「小説を書く目的は何ですか?」でした。インタビュアーによって多少言い回しは違いますが、「どうして小説を書くのですか?」「小説を通…

プロの校正さん凄すぎ

「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」を上梓してわかったことのひとつは「プロの校正さんの凄さ」です。ドラマやネットなどで校正さんのプロフェッショナルぶりは知っていたつもりだったけど、体験したら印象と全然違いました。 「ふたりの余命」はK…

オーディオブックと街の景色

ランニングするときは音楽かオーディオブックのどちらかを聴いています。毎日約1時間ランニングしているので、かなりの時間を聴くことができます。オーディオブックはさまざまな本を読みますが、小説が一番多いですかね。海外ものは名前を覚えるのがなかなか…

しつこい人は嫌いですか?

自分の性格というのはよくわからないですが、自覚している特徴をひとつ挙げるとすると「しつこい」だと思います。しつこいといってもストーカーとかそういう犯罪的なことではなく、一度決めたことを続けるしつこさです。 ランニングは、ほぼ毎日続けてもう10…

お金で集中力を買う

結果を出せるかどうかは「集中力の有無」による部分が大きいと思います。どんなに才能があっても集中力がなければ大成しません。棋士の藤井聡太八冠があれだけ勝てるのは、類まれな才能を有しているだけではなく、対局に没入できる集中力があるからだと思い…

記号みたいな文章

以前は、「記号みたいな文章を書かない」ように小説を執筆する際には気をつけていました。「記号みたいな文章」とは、「と僕が言った」とか「こちらへどうぞ」みたいに、意味は通じるけど、読んでも面白味がない文章のことです。自分で書いていても面白くな…

本とCDの違い

CDを買う人が減っています。この10年でCDの売り上げは半減しているそうです。人々が音楽を聴かなくなったわけではなく、音楽ファイルやサブスクによる音楽配信で聴くようになったわけです。DVD・Blu-rayも同様で、売り上げが減少していて、サブスクによる映…

Amazonの「秋のKindle本ビッグセール」に選ばれました

拙作に「ふたりの余命」と「ひとりたちの余命」がAmazonの「秋のKindle本ビッグセール」の対象に選ばれました。Kindle本は時々割引セールを実施することがあって、そのセールの対象に選ばれたというわけです。普段は298円のところ期間中は値引きされて149円…

一段落

一段落 10月5日に「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」が上梓されてから40日が経ちました。子供の頃からの夢だった書店に自分の本が並ぶ風景も見慣れてきました。この間に、無名の新人小説家の本を手に取ってもらうために、いろいろな活動をしてきま…

どの人称を使っている?

小説を書くときに人称をまず決める必要があります。僕の場合、最近は「三人称一元視点」で書くことが多いです。「三人称一元視点」とは、「僕」「私」ではなく、主人公の名前(「彼」「彼女」でもいいけど)が主語で物語が進行する形態です。著者初の商業出…

「本が売れれば全員幸せになれる」

「本が売れれば全員幸せになれる」このセリフは、編集者の方と話していたときに僕の口から自然に出た言葉でした。 本が売れることで、著者はもちろん、版元、書店、本を楽しんでもらえる読者、本に関係するすべての人が幸せになれるという意味です。 文芸と…

Amazon Kindleで小説が売れる8つの方法

ちょっと書きにくい話 Amazon Kindleで自著が売れる方法を書きたいと思います。このネタはいつか書こうと思っていたのですが、なかなか書きにくいネタでした。というのは、商業デビューしたので、書店で自著の「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」を…

人前で話すコツは「原稿を書かないこと」

会社員時代は、スタッフやお客様の前で話す仕事が度々ありました。講演の依頼もありましたし、結婚式の主賓の挨拶も何十回とやりましたね。小説家になって、大勢の前で話すことは幸いありませんが、取材はいくつかありました。 大勢の人前で話すことは大嫌い…

僕の家には本がなかった

僕が生まれた家には本が一冊もありませんでした。新聞とカレンダーはありましたが、僕が生まれる前に本を読む家族は誰ひとりいませんでした。 僕が生まれてから、もらってきたお古の絵本は増えましたが、新しく本を買ってもらった記憶はほとんどありません。…

受賞作ゼロの新人賞を責められない

某新人賞で受賞作がゼロと発表したことが物議を醸していました。僕も小説の新人賞にずっと投稿し続けていたので、落選した新人賞が該当者なしだと残念に思う気持ちはとてもよくわかります。ただ、新人賞を運営している出版社の方々には頭が上がりません。 小…

マッサージと小説

キーボードの打ちすぎで肩こりがひどくなるとマッサージを受けるようにしています。マッサージを受ける第一の効果はもちろん体が軽くなることですが、僕の場合、小説の執筆にも重要な効果があります。 それは情報を遮断できる効果です。マッサージを受けてい…

酒もタバコもやらない人生

昔、会社の上司に連れて行かれたスナックで、「酒もタバコもやらないの? つまらない人生だね」と言われたことがあります。僕は生涯でタバコを一本も吸ったことがありません。もともと某漫画の影響で味覚を保護したいから吸わないと子供の頃に決めたのですが…

小説家デビューから一ヶ月が経ちました。これまでに学んだことなど

デビュー一ヶ月! 「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」が発売されて一ヶ月が経ちました。その間、多くの方にご購入いただき、誠にありがとうございます。子供の頃からの夢だった自分の小説が書店に並ぶ光景にも見慣れた一方で、デビュー前にはわか…

リアリティ・ラインは読者との共犯関係

映画を観て気になったこと 先日、ある映画を鑑賞しました。全体的には面白かったけど、観ていながらずっとあることが気になっていました。ネタバレになるので、詳しくは言えないけど、物語のキーになるものの存在意義が最後までわからなかったのです。「えっ…

思考のストレスを減らす方法

GTD 会社員時代、たくさんのビジネス本を読みました。マーケティングやファイナンス、特にマネージャーになった時はマネジメントや組織論の本を片っ端から読み漁りました。その本の中で最も有用的だったのが、「GTD」でした。GTDは、Getting Things Doneの頭…