宝島社より 「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」 が発売になりました。私にとっては初の商業出版になります。
自分の小説が本屋に並ぶという中学生からの夢がようやく実現します! 興味がある方は書店で予約してみてくださいませ。

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オーディオブックと街の景色

ランニングするときは音楽かオーディオブックのどちらかを聴いています。毎日約1時間ランニングしているので、かなりの時間を聴くことができます。
オーディオブックはさまざまな本を読みますが、小説が一番多いですかね。海外ものは名前を覚えるのがなかなか大変なので日本の小説を聴きます。

オーディオブックは耳で聴くので、目の前の視界はひらけています。だから家事や作業をしながらでも本を聞くことができるわけです。
ランニングしているときは街の風景を見ることができるので、オーディオブックを聴きながら走ると、街の風景と小説内の風景が融合するというか、耳で聴いている小説と目で見ている景色が繋がる感じがします。

同じ場所を走ると、その時聴いていた小説の場面を思い出したりすることがあります。旅先で読んだ紙の本をふとしたときに思い出すと、旅の思い出が蘇るのと同じ効果だと思います。

視覚だけではなく、嗅覚とも小説は繋がります。金木犀の香りを嗅ぐと、僕は何年前に読んだ小説の場面を鮮やかに思い出すことができます。

本の世界に没入できる黙読も素敵な体験ですが、街の風景と結びつくオーディオブックもまた別の体験ができます。

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