宝島社より 「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」 が発売になりました。私にとっては初の商業出版になります。
自分の小説が本屋に並ぶという中学生からの夢がようやく実現します! 興味がある方は書店で予約してみてくださいませ。

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プロの校正さん凄すぎ

ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」を上梓してわかったことのひとつは「プロの校正さんの凄さ」です。ドラマやネットなどで校正さんのプロフェッショナルぶりは知っていたつもりだったけど、体験したら印象と全然違いました。

ふたりの余命」はKindleですでに刊行した作品なので、それこそ100回近く読んできたにも関わらず、校正さんの指摘は1ページに数箇所、全部で1000以上の指摘がありました。
さすがに明確な誤字はほとんどありませんでしたが、助詞の違い、表現の統一、熟語の意味の取り違えなど、自分の日本語能力が恥ずかしくなるほど、たくさんの指摘がありました。
中でも驚いた指摘は、「夕焼け」の描写でした。ある場面で「夕焼けで赤く染まった」と書いたところ、この時間で夕焼けはおかしいと指摘が入りました。
ふたりの余命」の舞台は相模湾に面した街で、待ち合わせ時間は6月下旬の5時だと言及しているので、神奈川県内の6月の日没時間が記載された表を付記してくれました。
その表をもとに、待ち合わせ時間を「6時」に変更しました。

言い方は悪いけど、「夕焼け」も「5時」もそこまで深く考えて書いたわけではないです。それでも、きっちりと指摘してくれる校正さんには頭が上がりません。

今までKindleで出版した作品は、自分で校正をきっちりしてきたつもりでしたが、プロの校正さんにはとてもかないません。プロの校正さんに指摘されたことを参考に全作品を改めて推敲していきたいと思います。
プロの校正さんすごすぎ。