宝島社より 「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」 が発売になりました。私にとっては初の商業出版になります。
自分の小説が本屋に並ぶという中学生からの夢がようやく実現します! 興味がある方は書店で予約してみてくださいませ。

MENU

自分が得することを選ぶ

マネジメントの職に就いてから、仕事の心構えみたいなことを新入社員に話すことがありました。人様に教えるなんて畏れ多いのですが、仕事だから仕方がありません。
その時に僕が言うと決めていたのは「自分が得することを選ぼう」でした。

利己的に聞こえますが、常に自分が得する選択をするのは簡単ではありません。外国人と接する仕事に就きたいなら、英語を勉強した方が良いけど、ゲームをしたり、飲みに行ったりしてしまいがちです。
本当に自分の将来を考えるなら、英語を勉強した方が得だけど、それを選択できる人は少ないです。
睡眠時間を削って勉強した方が良くても継続できないですよね。

小さい毎日の習慣もそうです。同僚にきちんと挨拶した方が人間関係を円滑にできるけど、なんか恥ずかしかったり面倒臭さかったりして怠りがちです。
机をきれいにしたり、健康のために体を鍛えたり、本当に自分が得することを選び続けるのは並大抵なことではないのです。

「得すること」の継続によって、将来の結果が大きく変わるわけですが、まだ見ぬ将来よりも目の前の現実に振り回されてしまうのが人間です。
自分の境遇を呪う暇があったら、ひとつでも自分が得することを選ぶことで人生を少しずつ好転できるかもしれません。
何をしたら良いか迷った時は、「自分が得することを選ぶ」ようにしています。