宝島社より 「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」 が発売になりました。私にとっては初の商業出版になります。
自分の小説が本屋に並ぶという中学生からの夢がようやく実現します! 興味がある方は書店で予約してみてくださいませ。

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言葉の収集家

ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」には語彙を増やすために気に入った言葉をノートに書き留める人が出てきます。
これは僕の実体験です。中学生の頃、小説家を志すと決めたときに始めました。小説や新聞を読んで知らない言葉、気になる言葉を集めていました、まるで昆虫採集のように。

今よりも語彙が少なかったので、毎日何十個も記録していました。当時は知らない言葉を見つけると嬉しくなり、小説に使ったものです。なんだかあの頃は今よりも言葉に対して真摯に向き合っていた気がします。

実は、今でも言葉の収集は続けています。さすがに今は物理的なノートではなく、クラウドノートに保存しています。
大人になったので、知らない言葉は減りましたが、あまり見かけない言葉や、昔からある言葉だけど表現方法を発見した言葉を記録するようにしています。
スマホがあるから、ランニング中でも就寝前でもすぐに記録できるので便利です。

最近、記録した言葉は、こんな感じ。
「居住まいを正す」「やにわに」「足下」「胡乱」「活写」
頻繁に使う言葉ではないですが、覚えておくとどこかで使えそうな言葉たちです。