宝島社より 「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」 が発売になりました。私にとっては初の商業出版になります。
自分の小説が本屋に並ぶという中学生からの夢がようやく実現します! 興味がある方は書店で予約してみてくださいませ。

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酒もタバコもやらない人生

昔、会社の上司に連れて行かれたスナックで、「酒もタバコもやらないの? つまらない人生だね」と言われたことがあります。
僕は生涯でタバコを一本も吸ったことがありません。もともと某漫画の影響で味覚を保護したいから吸わないと子供の頃に決めたのですが、小説を書くと決めてからは、他のことに時間を取られたくないから自分の思いを続けてきました。

お酒を呑まないのは、遺伝的にアルコールに弱いのもありますが、小説に時間を遣いたいというのが理由でもあります。
若い頃に「どうしてお酒を呑まないの?」と訊かれると、「これ以上、自分の人生をややこしくしたくないから」と答えたのを覚えています。今考えると、ちょっとヤバめの若者ですよね。

でも、まあ、その頃の思いはあまり変わっておらず、人生も時間も有限である以上、時間の配分が将来を決めると今でも思っています。
タバコを吸えば喫煙場で会話が広がるし、お酒を呑めば飲みニケーションの機会も増えて、小説に役立つと思うこともあります。
ただ、結局、人生は何かを捨てないと何かを得られないので、自分は小説の執筆を取るために、酒とタバコを取りませんでした。

僕のやり方が正しいと言うつもりは全くありません。タバコでリラックスをして、集中できる人もいるでしょうし、お酒で悩みが吹き飛ぶ人もいるでしょう。
人によって取捨選択は異なるので、どれが正解かなんてわかりませんし、そもそも正解なんてないのかもしれません。

僕が確実にひとつ良かったと思えるのは、タバコとお酒で健康を害する心配がないということですかね。