iOS 13.2登場
iPhone向けOS「iOS 13.2」が公開された。iPhone 11系のカメラでDeep Fusionがアウンロックされたほか、新しい絵文字が追加された。
他にもiOS 13.2には、Siriにより着信メッセージを読み上げる機能が追加された。本来はiOS 13で実現するはずだったが、13.2で実現した。
この機能を利用するためには、設定をオンにしないといけない。
設定方法を記します。
「メッセージ読み上げ」の設定方法
- iPhoneのアプリ「設定」を開く
- 「Siriと検索」をタップ(メッセージではないので注意)
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「着信メッセージの読み上げ」をタップ
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「着信メッセージを読み上げ」をオンにする。記載があるように、読み上げてくれるのは第2世代のAirPodsや一部のBeatsヘッドフォンのみで、他社製のヘッドフォンは対応していない。
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着信メッセージを読み上げる送信者を選べる。「メッセージ」をタップ
- 読み上げてもらう送信者を選ぶ。気をつける点は、「最近の連絡先」の「最近」が今日一日だということ。「すべての人」だと二段階認証などのSMSも読み上げちゃうので、「連絡先」が無難かと。
・「よく使う項目」:「電話」の「よく使う項目」に並んでいる人。追加したい場合は、「連絡先」でマークする
・「最近の連絡先」:今日連絡をとった人からのメッセージのみ
・「連絡先」:「連絡先」に登録されている人からのメッセージ
・「すべての人」:すべてのメッセージを読み上げる - 「確認なしに返信」をオンにすると、発話をもとにSiriが作成した返信を読み上げ確認なしに相手に送信される
実際に試してみた
iPhoneを使用していない時にメッセージが着信すると、電子音の後に送信者の名前、続いてメッセージ内容が読み上げられる。聴いている音楽はフェードアウトする。iPhoneやMac、Apple Watchを使用しているときは読み上げてくれない。
また、読み上げても通知がオフになるわけではないので、iPhoneなどの通知はそのまま残っている。
読み上げた後も、Siriは起動したままになるので、そのまま返信メッセージを音声入力することもできる。その間、音楽のボリュームは小さいままになっている。
ただ、返信メッセージを発話した後の返信方法がよくわからなかった。着信メッセージを読み上げた後に、「XXと返信する」と発話すれば、「Hey Siri」と言わなくてもSiriは反応してくれるが、「誰に送信しますか?」ときいてくるので、返信にもかからわず送信先を指定しないといけない。
これでは面倒だが、送信先をしてしないで返信する方法がわからなかった。スマートな返信方法が分かった方がいたら、教えてください。
ランニング中には超便利
ランニング中は走りに集中したい。今までも着信したメッセージをApple Watchで確認して返信できたけど、読み上げ機能を用いれば、フォーム を崩すことなくメッセージを確認、返信できる。
発売開始したAirPods Proなら、ノイズキャンセリングと高性能マイクで、走行中でも確実に聞き取れて、返信できるに違いない。
ただ、「読み上げる」だけならアップル製品のイヤホンでなくても、他のBluetooth機器でも実現できるはずだ。例えば運転している時にメッセージを読み上げてくれれば便利だ。読み上げ機能だけでも他社デバイスにもぜひ解放して欲しい。