iPhone XSの初動売上が明らかに
販売開始から5日間の「iPhone XS /iPhone XS Max」の売上と過去モデルの比較をBCNが発表した。
引用:BCN
順調な大画面モデル
iPhone XS Maxは昨年のiPhone 8 Plusと同等の売上を記録している。大画面を好むユーザーからの買い替えが多かったのだろう。大画面モデル初のフルディスプレイを求めるiPhone 8 Plusを求めた人もいると思われる。
iPhone XSの販売不振は想定通り
一方、iPhone XSの初動は、昨年のiPhone Xの半分以下と奮っていなかったが、徐々に売上は伸びていっている。とは言っても、iPhone XSの売上はiPhone X、iPhone 8に及ばない。
iPhone Xから見た目もスペックもあまり変わらないiPhone XSへの乗り換えが少ないのが原因と思われる。
もうひとつiPhone XS不振の理由は、iPhone XRの販売が控えていることだ。今までPlusではないiPhoneを好んでいたユーザーがiPhone XSではなくiPhone XRの販売を待っている様子が窺える。
これはAppleの想定通りだろう。今年はiPhone XSではなく、iPhone XRに人気を集中させて、2年、3年使っている過去のユーザーの買い替えを促すのがAppleの戦略だ。
だから、買い控えが起こるのがわかっているのに、安価なiPhone XRの販売を遅らせたわけだ。iPhone XSをメインに売るなら、昨年のように後から販売したはずだ。
前評判ではiPhone XRは、かなりヒットすると思われるが、iPhone Xに満たないiPhone XSの売上をカバーできるかどうかは未知数だ。
そして、Appleの目論見通り、iPhoneシリーズ全体の総売上と利益が前年度を上回れるか興味深い。