Apple Payできない
先日、カミさんと電車に乗ろうとしたら、改札でカミさんが止められてしまった。iPhone 7のApple Payが反応しないのだ。iPhoneを自動改札機に何度近づけても反応しない。5,000円ばかりチャージされているので、料金は足りている。
電車を降りた後、セブンイレブンでiDを試してみたが、やはり反応しない。カミさんはITの知識がまったくないから、なにか使い方が間違っているのかと思ったが、クレジットカードをメインカードに登録しているし、やりかたも間違っていない。やりかたと言っても、ホームボタンに指をおいてiPhoneを読み込み機に近づけるだけだから、間違えようがない。
- Apple Payできない
- iPhone 7とiPhone Xで異なるカード読み出し方法
- まずは「すべての設定をリセット」
- 今度は「すべてのコンテンツと設定をリセット」
- 切り分けの基本は、スワップ
- やはりハードの問題
- まとめ
- ベータ版をいれてみた
iPhone 7とiPhone Xで異なるカード読み出し方法
カードを表示してからApple Payすればよいかと、カミさんのiPhoneでカードを読み出そうとしたら、やり方がわからない。iPhone Xはサイドボタンをダブルクリックでカードを表示できるが、iPhone 7は異なる。
一年前は自分もiPhone 7を使っていたのに、やり方をもう忘れている。ホームボタンダブルクリックだったのね。
カード表示方法
- iPhone 7・・・ホームボタンをダブルクリック
- iPhone X・・・サイドボタンをダブルクリック
カードを表示させて、コンビニでもう一度試したけど、やっぱり無反応。
まずは「すべての設定をリセット」
設定の問題かと、ネットで探してもApple Payができない事例がでてこない。そもそもApple Payの無効化する設定がどこにもない。
トラブルが発生した時は、まず初期化。Macでデータをバックアップして、「すべての設定をリセット」。この初期化作業はいつも緊張する。ましてやカミさんのiPhone。データが消えたり、LINEの設定がおかしくなったら、大事だ。
Macでバックアップをしておくと、iTunesバックアップより素早くリストアできる。バックアップのときに、「iPhoneのバックアップを暗号化」にチェックを入れておくと、パスワードやヘルスケアデータなどもバックアップをとれる。チェックしないと、アプリのパスワードを入れ直さないといけない。
15GBのリストアが30分で完了。LINEなども設定を変更せず無事に使えた。
では、もう一度、いざコンビニへ。
結果は、やっぱり無反応。
iPhoneをレジの端末に近づけてもピクリとも反応しない。
失敗したときを想定して、レジの横で僕がiPhone Xを握りしめて、使えなかったら素早く横から割り込んでApply Pay。コンビニの店員は、おかしな夫婦だと思っただろう。
今度は「すべてのコンテンツと設定をリセット」
設定のリセットでだめなら、「すべてのコンテンツと設定をリセット」。2つのリセットの違いは、アプリのデータなどを初期化するかしないか。バックアップデータを使ってリストアする場合は、リセット後の状態はどちらも変わらない。
リストアしても必ず行わないといけないのが、指紋の登録。何度も行っていると、カミさんのイライラが増してくる。今回は自分のためだから、協力してくれているが、そろそろ限界だ。
再び、コンビニへ。
同じコンビニだと不審者っぽいというか、新手の詐欺集団に間違えられそうなので、別のローソンへ。
また駄目・・・。
妻が決済していると割り込んでくるおかしな夫を再び演じるはめに・・・。
切り分けの基本は、スワップ
OSをリセットしても改善しなければ、いよいよハードを疑う段階に入る。幸いなことに、うちには使っていないiPhone 7がもうひとつある。昨年iPhone Xに買い替えた時にiPhone 7を売らないでとっておいたのだ。
そこで、iPhone 7ブラック(僕の前機種。カミさんのはiPhone 7ホワイト)にカミさんデータを使ってリストア。久々にiPhone 7を触るとiPhone Xより小さくて軽くて驚く。ホームボタンに触れるだけでアンロックされるのが、画面を見てから上にスワイプしなければならないiPhone Xより便利だ。iPhone 7は軽くて良い機種だ。
同じリストアでも別のiPhoneに変更する時は手順がややこしい。一番簡単なのは今使っているiPhoneに近づける方法だ。これだとiCloudのパスワードなどの設定も不要だ。
だが、今回はできるだけ初期の設定に近づけたかったので、手動で他のiPhoneの切り替えを試みる。
他のiPhoneに切り替える方法
- 「新しいiPhone」としてセットアップ
- OSをバージョンアップする(OSのバージョンが揃っていないとリストア出来ない)
- 前の機種のバックアップデータを使ってリストア
同じマシンへのリストアと異なり、同じiPhone 7でもマシンが変わるといくつか設定しなければならない。
一番やっかいなのがLINEだ。LINEは原則1台の携帯電話でしか使用できない(携帯とiPad、携帯とPCの組み合わせなら同時使用できる)。なりすましを防ぐためだと思うが、複数の機種で利用できるクラウドサービスに慣れていると違和感を覚える。
とは言え、カミさんのLINEのデータを消したら、離婚級の大不祥事だ。慎重に対応する。知っていれば、別に難しいことはない。
LINEの引き継ぎ方法
- 前の機種のLINEで「設定」→「アカウント引き継ぎ設定」を「オン」に設定
- リストアした新機種でLINEを起動して「アカウントの引き継ぎを続けるためには?」と表示されたら、「続行」をタップ
これで完了。Apple Payの設定をして、いざ三度コンビニへ。
ティララーン!
見事Apple Payできた! データは前機種と変わらないので、やはり前機種のハードが原因だと切り分けできた。
やはりハードの問題
念の為、前の機種であるiPhone 7ホワイトをリセットして、自分のiPhone Xのバックアップデータを使いリストアしてコンビニへ出掛けたら、やはり無反応。
とりあえずカミさんは、「黒いiPhoneって勇ましすぎ」と言いながら、仕方がなくiPhone 7ブラックを渋々使っている。
iPhone 7ホワイトは、他の機能は全く問題ないので、Apple Payの機能(NFC)だけが故障していることになる。どうしたら、そんな器用な壊れ方をするのかわからないが、とりあえずハードの問題であることは間違いなさそう。
根本的な解決はできなかったが、Apple Payできるようなり夫婦の危機は回避された。
一応Apple Payが出来ない時の対処をまとめておきます。
まとめ
- Apple Payの無効化設定はない
- 設定を疑う(カードを登録しているか。メインカードになっているか)
- 使い方を疑う(iPhone X以外なら指をホームボタンに置いているか)
- リセット
- 本体交換(予備機がないとできないので、この時点で修理となる)
ベータ版をいれてみた
折角だから、手元に残ったiPhone 7ホワイトにパブリックベータのiOS 12をインストールしてみた。その話は、また後日。