シティランナーの喉は渇いている
マラソンの公式大会なら飲み物が提供されるからいいけど、普段、歩道を走る時はドリンクを手に入れるのが大変だ。コンビニにわざわざ入店するのもタイムロスになるし、自動販売機で買うためには硬貨を持ち歩かないといけない。走る時は少しでも荷物を減らしたいのに、財布は持ち歩きたくない。
iPhoneかApple Watchで飲み物が買えれば、余計なお金を持ち歩かなくて済む。
マルチマネー対応自動販売機
コカ・コーラ社のマルチマネー対応自動販売機なら電子マネーに対応しているので、Apple WatchやiPhoneでドリンクが買える。
自動販売機の設定によるが、Suica、iD、Edyなど主要な電子マネーに対応している自動販売機が多い。
欠点は、台数が少ないこと。スマートフォンと接続してポイントが貯まる「Coke ON」対応自販機が全て電子マネーで決済できると勘違いしやすいが、多くの自販機はCoke ONのポイント加算だけで、電子マネー対応の自販機はごくわずかだ。
Coke ON対応自販機はかなりの台数があるが、マルチマネー対応型は非常に少ない。
iPhoneのアプリ「Coke ON」でCoke ON対応自販機の場所は検索できるが、マルチマネー対応の自販機は検索できない。
ランニングルートのどこにマルチマネー対応自販機があるか見つけて覚えておかないといけない。
Coke ON Payはランナーの救いになるか?
コカ・コーラ社はCoke ONを拡張した「Coke ON Pay」を発表した。
スマホアプリ「Coke ON」キャッシュレス決済機能「Coke ON Pay」を開始: The Coca-Cola Company
スマホのアプリ「Coke ON」にクレジットカードを登録することでCoke ON対応自販機でキャッシュレス決済ができるようになる。Coke ON Payが使えれば、多くの自販機でiPhoneだけでドリンクが買える。
今は対応待ち
ただ現状は、Coke ON Pay対応自販機は少ない。今後は順次Coke ON対応自販機をアップデートしていくということなので期待はできる。
また、アプリ側も全てのユーザーがクレジットカードを登録できるわけではなく、対応自販機の展開と合わせて、順次ユーザーを増やしていくそうだ。
Coke ONアプリがApple Watchに対応していないのは残念だが、Coke ON Pay対応自販機が増えれば、ランナーにとっては便利になる。
他にもあるマルチマネー対応自販機
伊藤園が交通系電子マネー決済自販機を展開すると発表した。以前からLINE Payに対応した自販機もだしているので、iPhoneやApple Watchでドリンクが買える。
伊藤園の自販機も増えてくれば、ランナーのオアシスになる。
他にもJR東日本がAcureブランドでSuica対応自販機を出している。ほとんどが駅構内の設置だが、たまに駅付近にもある。駅近くをランするなら、設置場所を覚えておくのもいい。
消費税増税の議論の中で政府もキャッシュレスに言及したように、電子マネーを使う人は少しずつ増えていくと思われる。キャッシュレス対応自販機が増えれば、現金の回収頻度が減り、ユーザーのプロフィールもわかるので、企業にとってもプラスなことは多い。
今後も、マルチマネー対応自販機が増えることを期待したい。