Monterey初の大型アップデート
macOS「Monterey」が12.1にアップデートされた。
一番のトピックスは、SharePlayだ。6月のWWDCで発表されたのに、Montereyリリース時には導入されなかった機能だ。FaceTimeを通じて音楽や動画を共有できる機能で、コロナ禍のリモート生活から生まれたアイディアだろう。すでにAmazon Prime VideoやDAZNなどの動画配信サービスでは実現していた。
もうひとつ大きいのは、「Apple Music Voiceプラン」への対応だ。iPhone、Apple Watchなどと共通のサービスで、Apple MusicをSiriで操作する新しいプランだ。Amazon Musicにも似たサービスがあるが、Amazon MusicはAmazon Echo端末一台に限定したプランだが、Appleは端末に依存せず「Siri」で命令できるしか制限がない。BGMとしてApple Musicを流すぐらいなら、このプランの方が安くてお値打ちだ。
他の機能も見てみます。
Apple MacBook Pro Mid 2012(13インチPro,4GB RAM,128GB SSD,2.5GHz) (整備済み品)
Monterey 12.1の内容
SharePlay
TVアプリケーション、Apple Music、およびその他の対応アプリケーションのコンテンツをFaceTimeで同時に体験を共有できる新しい方法
- コントロールの共有により、全員が一時停止、再生、早戻し、早送りを行うことが可能
- あなたや友達が話しているときに、映画または曲の音量を自動的に下げるスマートボリューム機能
- 画面共有により、FaceTime通話の参加者全員で写真を見たり、Webサイトを参照したり、お互いをサポートしたりすることが可能
Apple Music Voiceプラン
- Siriを使用してApple Musicのあらゆる曲、プレイリスト、ステーションにアクセスできる新しいサブスクリプションタイプ
- Siriに頼むだけで、再生履歴および“いいね”と“好きじゃない”に基づいたおすすめのミュージックを提案
- 曲をもう一度再生する機能で、最近再生したミュージックのリストにアクセス可能
写真
- メモリーのデザインが一新され、インタラクティブなインターフェイス、アニメーションとトランジションのスタイル、複数の画像のコラージュが新たに追加
- 新しいメモリータイプとして、世界各地の新しい祝日、子ども中心のメモリー、一定期間のトレンド、改善されたペット用のメモリーを追加
Apple ID
- “デジタル遺産”機能により、あなたの死後にあなたのiCloudアカウントと個人情報にアクセスできる人を故人アカウント管理連絡先として指定可能
TVアプリケーション
- ストア”タブにより、映画のブラウズ、購入、およびレンタルがすべて1か所で可能
機能が向上した箇所
- iCloud+のサブスクリプション登録者が一意のランダムなメールアドレスを作成できる“メールを非公開”機能が“メール”アプリケーションで使用可能
- “株価”で、ティッカーの通貨を表示したり、チャートを表示したときに年初来のパフォーマンスを確認したりすることが可能
- “リマインダー”および“メモ”でタグの削除や名前の変更が可能
バグ修正
- “デスクトップとスクリーンセーバ”で写真ライブラリから写真を選択したあとにパネルが空白で表示される場合がある問題
- トラックパッドがタップやクリックに反応しなくなる可能性がある問題
- ThunderboltまたはUSB-Cを使用して外部ディスプレイに接続していると、一部のMacBook ProおよびMacBook Airコンピュータが充電されない場合がある問題
- YouTube.comでHDRビデオを再生すると、MacBook Pro(2021)コンピュータが正常に動作しなくなる可能性がある問題
- メニューバーの項目が、MacBook Pro(2021)コンピュータのカメラハウジングの後ろに隠れてしまう場合がある問題
- 16インチMacBook Pro(2021)コンピュータで、カバーを閉じてシステム終了するとMagSafeの充電が停止してしまう場合がある問題
OSのバージョンがバラバラ
今回、watchOS、iOSも同時にバージョンアップしたが、watchOSが8.3、iOSが15.2とバージョンの番号がバラバラだ。Montereyは登場が遅かったから、今回が初の大型アップデートとなったからだ。
大型アップデートらしく、アップデートには約30分(機種による)かかるので、時間に余裕があるときに行おう