iPhoneが販売されてから十年が経つ。はじめてiPhoneに触れたのは深夜のロイヤルホストで、会社の同僚が見せてくれたiPhone 3Gだった。前年にUSでiPhoneが発表されたときから気になっていたが、ネガティブな噂も多くて購入を躊躇していた。
だけど、少し触っただけでその先進性に魅せられて、翌日すぐにソフトバンクショップで注文した。
この「翌日店に注文しなければいけない」行為をなくした事こそがiPhoneの最も偉大な功績である。タッチスクリーン、電話とインターネットデバイスの統合など、iPhoneがもたらした奇跡のような成果はたくさんあるが、場所に依存せずに様々なことができる環境がこの世にがiPhoneが生まれる前と後で一番変わったことだ。
元々iPhoneでできることは自宅のPCでほとんどできた。だからiPhone発表当時、多くの専門家はあんな小さい画面で作業するのではなく、PCですればいい、だからiPhoneは失敗すると断じた。ところが多くの人はPCではなく、iPhoneを求めたのは、iPhoneが”どこでもドア”だと理解したからだ(日本ではソフトバンクの販売戦略の成果でもあるが)。
店に行かず、どこでも品物を注文できるようになり、TVの前ではなくても映画が観られるようになった。場所に縛られないことで我々の行動は自由になり、家にいても外にいてもおなじように活動できる。
どこでも何でもできるようにするために、電話回線は高速化され、液晶サイズも大型化された。十年経ってもiPhoneが目指すべき点は何も変わっていない。「どこでも何でもできるようにする」ことだ。
はじめてiPhoneを触った驚きは今でも忘れられない。同時にAppleの株も同時に購入しようとしていたけど、結局買えなかったことを未だに後悔しているが、それはまた別の話だ。
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