音声で家電をコントロール
eRemoteがGoogle homeに対応した。すでにAmazon Echoには対応しているので、2大スマートスピーカーの両方で家電をコントールできるようになった。
筆者は両方のスマートスピーカーを所有しているので、今までは家電のコントロールができるAmazon Echoをメインに使っていたが、今回の対応でGoogle homeを使うことが増えた。
eRemoteは、Google home、Amazon Echoいずれもスマートホーム標準機能を用いているので「照明」しか操作できないが、その代わりコマンドが短くすむ。Google homeだと、「OK、Google、eRemoteを使って、ライトをつけて」と言わなければいけないところを、「OK、Google、ライトをつけて」と命令できる。
裏技的な対応になるが「照明」として、好きな赤外線を登録できるので、テレビやエアコンも操作できる。
Google homeとAmazon EchoそれぞれでeRemoteと連携した際の特徴を見てみよう。
Google home
- 認識精度が高い。「NHKをつけて」などの英語表記のコマンドもほぼ完璧に認識する
- 部屋ごとに管理できる。ライトやテレビを例えばリビングに設定しておけば「リビングを消して」ですべて消すことができる。ただ、「部屋の照明を一度にコントロールする」ための機能なので、ひとつのコマンドを複数の部屋に割り当てられない
- フレーズが長い。Google homeの一番の弱点がこれ。命令するのに「Ok、Google、ライトをつけて」と言わないとならない。何度も言っていると面倒に感じてくる。後述するがAmazon Echoは定型アクションで短縮できる
Amazon Echo
- 認識精度が低い。「テレビをつけて」みたいな簡単なコマンドの認識はまずまずだが、「NHKをつけて」などの英語交じりや固有名詞を含めると、途端に精度が落ちる。内部で他のコマンドと重複していると思われる
- 定型アクションが使える。定型アクションのメリットは2つある。コマンドとして好きなフレーズを登録できるのと、マクロ機能のように複数コマンドをまとめることができる。Google Homeのように部屋ごとの管理ではないので、「ライトとエアコン」「ライトとテレビ」など同じコマンドを複数の定型アクションに登録できる。オンオフだけではなく、照明の光量をコントロールできるので、これを利用して、テレビの音量をコントロールすることも可能
- フレーズが短い。定型アクションに設定すれば「Alexa、テレビ」でテレビをつけることができる。Google homeはウェイクワードが「OK、Google」と2つの単語なので、「OK、Google、テレビをつけて」と長くなる。些細な違いなのだが、毎日のことなので煩わしくなってくる
認識率が高いのはGoogle home
Amazon Echoの短いフレーズは良いが、認識が悪いのは致命的だ。一度の命令で認識されないとリモコンに手が伸びる。
よって、今のところはGoogle homeを筆者はメインに使っている。