GoogleがAmazonを抜く
Google Homeの売上がスマートスピーカー市場で初の首位になったそうだ。
引用:Canalys
優秀なGoogle Home
今までスマートスピーカー市場では先駆者のAmazon Echoが強かったが、後発ながらGoogleが追いついた格好となった。スマートスピーカーは音声認識の精度やどの質問に回答できるかで比較しやすいので、多くのユーザーがテストしている。多くのテストでGoogle Homeに良好な結果が出ている。
筆者の自宅にも両方設置しているが、音声認識の精度も回答できる質問の幅も質が高いのはGoogle Homeだ。
スキル付与は面倒
Amazon Echoも日々進化しているが、スキル設定が面倒くさい。Amazon Echoは好きなスキルを設定することで新たな機能を付与でき、iPhone初期のようにアプリを追加する愉しみがある。ただ、現状スマホほど頻繁にスマートスピーカーを使用するわけではないので、いちいち新しいスキルを調べて追加する手間を掛けたくない。
Google Homeは何もしなくても勝手に新たな機能が付与されるので、手間いらずだ。Amazonは自社のAmazon Echoだけではなく、多くのサードパーティ製品にAlexaをインストールしてもらうのが目的の一つなので、サードパーティが新たな機能を付与しやすいように「スキル」を採用したに違いないが、手間いらずのGoogleの売上が今回は上回った。
一家に一台から一部屋に一台へ
GoogleかAmazon、はたまたalibabaが勝つかわからないが、スマートスピーカー市場が急速に拡大していくのは間違いがない。すでに「これ本当に使うの?」という段階から、一家に一台を通り越し、一部屋に一台という段階にUSでは入っている。
リビングを制するのはITベンダーの長年の悲願だったが、リビングからホームへ戦場は拡大しつつある。