iPhone全モデルに有機EL?
Appleが今年の新型iPhone全てのモデルに有機ELディスプレイを採用すると報道があった。
この報道により、液晶ディスプレイを供給しているジャパンディスプレイ、シャープの株価が下落した。
リスクが大きい有機ELディスプレイの採用
記事にもあるように有機ELディスプレイ搭載のiPhone Xが予想よりも売れていない現状、すべてのiPhoneに有機ELディスプレイを採用するリスクをAppleが取るだろうか。
一週間前の記事ではジャパンディスプレイがAppleから液晶を受注したとの報道もあった。
広い価格帯をカバーしたいAppleの思惑
iPhone 8の方がiPhone Xより台数がでている。もしもiPhoneの全モデルが有機ELディスプレイになったら、iPhone 8の価格帯はどうやってカバーするのだろう。
スマートフォン市場が飽和化しつつある中でAppleがiPhoneの総売上をさらに伸ばすためには、今までより広い価格帯の製品を複数供給する必要がある。噂になったiPhone SE2もその戦略の一環と思われる。
可能性があるのはiPhone X Plus?
有機EL搭載のiPhone X、小型液晶ディスプレイ搭載のiPhone SE2、その間に入る大型液晶ディスプレイ搭載の次期iPhone 8(iPhone 8s?)が消滅する可能性は低いと思われる。
可能性があるとすれば、より広い価格帯をカバーするために、大型有機ELディスプレイ搭載のiPhone X Plusの発売だろうか。WWDCで発表される次期iOSの中に、将来のiPhoneを示す手がかりが見つかるかもしれない。