2018年のスマートスピーカー
スマートスピーカーの先鞭となったAmazon Echoが発売になったのは2015年だが、日本では今年ようやく一般化した気がする。筆者宅でもAmazon Echo Dot(2代目)とGoogle home miniが稼働している。
スピーカーからディスプレイへ
スマートスピーカーが日本でも定着し始めた今年、本場アメリカではスマートスピーカーにディスプレイがついたモデルが人気になった。日本でもAmazon Echo Spot、Amazon Echo Showが発売になった。
スマートスピーカーは音声で命令できて手軽だが、情報を耳でしか取得できないので、瞬時の情報量としては画面に劣る。じっくり聞かないと情報をインプットできない。その弱点をカバーしたのがディスプレイ付きスマートスピーカーだ。
日本未発売だがGoogleも同じディスプレイ付き「Google Home Hub」をアメリカで出荷している。
ディスプレイがつくとスマートスピーカーというより、音声コマンドで操作するコンピューターだ。つまりスマートコンピュータ。スマートフォンではAppleとGoogleに負けてプラットフォームを握れなかったAmazonは、音声コマンドで動作するスマートコンピュータで覇権を握ろうとしている。
IoTが一般しコンピュータ化する家電をコントロールするハブとしてスマートコンピュータの役割はさらに大きくなる。Amazon Prime Videoなどの豊富なサービスと連携できるAmazonのスマートコンピュータがプラットフォームとして定着する可能性は大いにある。