Samsungの変革
Samsung(サムスン)といえば、今や世界最大のIT企業の一つであり、その特徴は半導体から家電まで様々な製品を開発していることだ。
以前は、Appleなどの後追い製品が多かったが、近年では斬新な製品も発表している。
今回発表されたテレビも非常に意欲的なものだ。
根本的な進化がないテレビ
この記事にあるように、現代のテレビで面倒で美しくないものは、こんなところだ。
- 消灯時の黒い画面
- 必ず絡まるケーブル
- かっこいいものを見つけようと思うと何時間もネットを検索するはめになるスタンド
筆者は「たくさんのボタン並ぶ醜悪なリモコン」を追加したい。
黒い画面は無粋
大抵の日本の家屋は白い壁なので、どんなにフレームが細くなっても、消灯時の漆黒の画面は、どう形容してもバランスが悪い。大画面になればなるほど、黒い面積も大きくなり、どんなに部屋を白やパステルカラーでコーディネートしても、台無しにしてくれる。
今回サムスンの発表したテレビは、撮影した部屋の壁をテレビに投影する機能を装備している。壁掛けテレビなら白い壁に同化させることもできる。
このモードでも通常時の50%程度の電力を消費するのが現状の課題だ。
真のスマートテレビ
ただ、テレビをつけっぱなしにすることで、すぐに情報を表示することができる。スマートスピーカー機能をもたせれば、検索した情報を耳だけではなく目にも届けることができる。大昔から各社がしのぎを削っているホームコンピューターシステムを牛耳ることもできる。
今回の製品では、文字どおりケーブルも一本化できるようだ。部屋の工事は必要だが、軽量薄型になり壁掛けも難しくなくなってきた。
スマートスピーカーが更に精度を上げればリモコンを手に握る機会も減るだろう。
高画質化よりも大事なこと
4K、8Kなどの高画質も、没入感を高めるために大事だが、テレビ自体の見た目もQOLに大きく影響する。
サムスンが気づいた差別化要因を他社もぜひ追随していってほしい。