Appleのイベント!
10月19日午前2時にイベントを行なうとAppleが発表した。今回のイベントのタグラインは日本語で「パワー全開」(英語は「Unleashed」。「解き放たれた」という意味)。
画像は迫力があるAppleロゴで、パワーを強調していて、新型プロセッサを示唆しているように見える。
このイベントで何が発表されるか予想してみます。
Macbook Pro
まず確実に発表されると思われるのは、新型「Macbook Pro」だ。Appleは、2年以内にインテルプロセッサから自社プロセッサに入れ替えると昨年発表した。昨年末に13インチMacBook Pro、MacBook Air、Mac mini、今年春にはiMacを発表した。インテルプロセッサ搭載のMacは、15インチMacBook Proと27インチiMac、Mac Proが残っている。
昨年発表のM1プロセッサでは力不足だと判断したのか、上位モデルのMacには搭載されなかった。おそらく今年は新型M1プロセッサ(噂ではM1X)を搭載した上位モデルの新機種が発表されると思われる。
昨年発表した13インチMacBook Proは、過去のインテルプロセッサ搭載モデルと外観は変わらず、放熱性に優れたM1プロセッサの利点を活かしておらず、性能もMacBook Airとあまり差がなかった。今回は16インチと合わせて13インチモデルのボディもアップデートされるだろう。
13インチは15インチのMacbook Proが16インチになったようにベゼルが細くなり14インチになると思われる。省力化されたM1チップはバッテリーを減らすことができるので、薄型軽量化されたボディになると予想できる。また、最近のAppleデザインの傾向で、iPadのような角が立ったデザインに変更になるかもしれない。
ポイントは、ボディがアップデートされることでTouch Barがどうなるか。鳴り物入りで登場したTouch Barだが、評判は必ずしも良くない。一番の不満点は物理キーボードではないのでブラインドタッチができないことだ。こればかりはTouch Barを採用している以上は回避できない。
iPad Proのキーボード「Magic Keyboard」はTouch Barを搭載していない。近年のAppleは、iPadとMacの境界を徐々に低くして、iPadのコンピュータ化に取り組んでいる。iPadとインターフェイスを合わせるためにも、余計な機能であるTouch Barを排除するかもしれない。
macOS「Monterey」
こちらも確実。ベータ版のテストが続くmacOS「Monterey」の正式版が発表されるだろう。現在はベータ版だがかなり安定しているので、このイベントに合わせているのだろう。もちろん無料だ。
AirPods
イベントでMacだけを発表するとは考えにくい。噂に上がっているのは新型AirPodsだ。AirPodsは2019年3月に発表されて以来、2年間以上モデルチェンジをしていない。AirPods Proのような形状に変更し、あまり評判が良くないタップ式ではなくProのような感圧式操作に変更になると思われる。
AirPods Proと差別化を図るために、ノイズキャンセリング機能が搭載されないようだが、この2年で数多くの新型イヤホンが登場した中で、ノイズキャンセリング非搭載のイヤホンにどれだけ競争力があるかは不明だ。AirPods Proの廉価版として、価格を抑えないと前モデルほどの人気にはならないかもしれない。
AirPods Proも登場から2年が経過しているので、そろそろモデルチェンジしても良いと思うけど。
One More Thingは?
オンラインイベントになってから、Appleのイベントは大体1時間以内に収まるようになった。全世界から観客を招待する今までのイベントなら、ある程度長い時間を行なう必要があったが、オンラインイベントなら気を遣う必要はない。
驚かせる観客も目の前にいないので、今までのようなOne More Thingもなく、順当なイベントになると思われます。