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Appleの秋イベント終了。予想の答え合わせをしながら、イベントを振り返る

イベント終了

Appleの秋イベントが終了した。予想通り、新型iPhone、新型Apple Watchが発表された。その辺りの予想は当たったが、他はひどいもの。予想の答え合わせとどうして間違ったのか考えてみます。

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新型iPhone

名称

  • 名称:「iPhone 11」「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」

こちらは正解。予想通り廉価版だったiPhone XRをiPhone 11としてスタンダート化し、iPhone XS後継を「Pro」として高級モデルに昇華させた。

iPhone 11は価格を抑えて、「普通の人はこちらをどうぞ」というAppleのメッセージが聞こえるようだ。

iPhoneにもProが増えて、iPadとiPad Pro、MacBook(今はないけど)とMacBook Proの関係性と似てきた。

来年は、Apple Watch Proが出る?

モデル

  • モデル:昨年と同じ3モデル

これも正解。サイズも昨年とほぼ変わらず。

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ディスプレイ

  • ディスプレイ:昨年と同様iPhone 11のみ液晶モデル

こちらも正解。iPhone 11は液晶のまま。ただProモデルのOLEDはSuper Ratina XDRに進化し、以前より明るくシャープなディスプレイになった。

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チップ

  • チップ:A13 Bionicを搭載

こちらも順当。カメラの画像処理にも使われるが、省力化に大きく貢献している。Apple Watchもそうだけど、今年のチップ開発のテーマは省力化にあったようだ。

デザイン

  • デザイン:大きな変更はなし。背面のAppleロゴが中央に。iPhone XRにはグリーンの新色を追加

概ね正解。背面のロゴは中央に移動した。Proモデルにグリーンが追加されるとは思わなかった。iPhone 11は、イベントのロゴに使われたグリーンとパープルが追加されたが、イベントのロゴにもあったブルーとオレンジが消滅。

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Proシリーズのガラスはより強固になり、耐水性能も向上した。

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カメラ

  • カメラ:iPhone 11 Proシリーズは超広角レンズを搭載、iPhone 11はデュアルカメラに

こちら噂通り。夜間撮影用のナイトモードなど、かなりいろいろなことができるようになった。複合写真の合成など他社にやっと追いついた部分もある。

カメラのデザイン処理は賛否両論あり。出っ張った土台の上にさらに突き出るトリプルカメラ。フラッシュやカメラの縁も目立ちすぎ。カメラの周辺をブラック処理しなかったのは、カメラが売りだからか。

イベントでのProの説明の半分以上はカメラで、今年のiPhoneの一番のセールスポイントはこのカメラだった。

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充電機能

  • 充電機能:双方向ワイヤレス充電機能を搭載

こちらは大外れ。直前に双方向ワイヤレス充電機能とApple Pencilに未対応の情報が流れていたが、そのとおりだった。ロゴの場所が移動し、ワイヤレス充電対応になったAirPodsのためにiPhoneから給電するというアイディアは現実的に思えたが、検討はしているようだが今回は見送ったようだ。

その代わりではないが、バッテリー持続時間が伸びた。iPhone 11は1時間、iPhone 11 Proは4時間も伸びた。最新チップA13 Bionicの性能がかなり省力化に軸足を置いているのと、iOS 13に搭載のダークモードによる影響と思われる。同じチップなのにiPhone 11のバッテリー持続時間があまり伸びていないのは、ProシリーズのOLEDのほうがダークモードによる恩恵をより多く受けられるからだろう。

認証

  • 認証:進化型Face IDを搭載

Face IDは30パーセント速くなったが、iPad Proのように横向きでも反応するかは未発表。たぶんないでしょう。

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価格

  • 価格:一万円の値上げ

逆に値下げになった。iPhone 11はiPhone XRより約1万円の値下げ、Proシリーズも5,000円から8,000円の値下げとなった。

キャリアによる端末値下げ制限での売上減少を緩和するための措置か。

iPhoneまとめ

双方向ワイヤレス充電はなく、新たな機能は何もなかった。その代わり、カメラ機能とボディの強化、バッテリー持続時間の大幅な増加と、日頃の使い勝手がよくなった。

すでに生活にはなくてはならないものになったスマートフォンをさらにチューンナップして、生活に潤いをより与える方向に新型iPhoneは向かっている。

新型Apple Watch

名称

  • 名称:Apple Watch series 5

順当に正解。今後も当分このパターンが続きそう。

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派生モデル

  • 派生モデル:セラミックモデルの復活

セラミックモデルだけではなく、チタニウムモデルも追加され、Apple Watch Editionが復活した。目玉が少ないApple Watch series 5の良いアイキャッチになっている。

セラミックもチタニウムも通常のApple Watchより高いが、チタニウムが80,000円から、セラミックモデルが13万円からと、以前のApple Watch Editionと比べれば、買えない価格ではなくなっている。

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ディスプレイ

  • ディスプレイ:変更なし

新開発のLTPOディスプレイにより、画面のリフレッシュレートを1Hzから60Hzまでコントロールすることで、常時表示ディスプレイを実現した。

今回のApple Watchの目玉は、これだった。手首を挙げていないときはずっと真っ暗な画面で時間も確認できないという不満は初代からあった。

他のスマートウォッチは常時表示が普通なので、Apple Watchができないのが余計に目立っていた。

まあ、別に凝った技術を使わなくても、常時表示するかバッテリーを優先するかユーザーに選ばせてくれれば良いと思うけど。

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チップ

  • チップ:新型A5を搭載。省力化に注力

正解。A5を搭載し、省電力化を実現、悲願の常時表示に大きく貢献した。S5プロセッサはS3の最大約2倍高速とのこと。イベントでプロセッサの強化にはほとんど触れられなかったが、Apple Watch 4でも動作が遅いと思ったことはないので、今年は省力化に思い切りふったと思われる。

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ボディデザイン

  • ボディデザイン:Apple Watch 3並に分厚くなる

不正解。ボディデザインに変更はない。バッテリーを増量したかどうかは今のところ不明。

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カメラ

  • カメラ:オプションバンドで対応

カメラもオプションバンドも登場せず。「iPhoneからの独立」というテーマも語られなかった。

センサー

  • センサー:気温計を内蔵

気温計は搭載されず、コンパスが搭載された。今まで内蔵していなかったのも知らなかった。今まではどうやって方位を測定していたのだろう、iPhoneからの情報?

Apple Watchで徒歩ナビをしていると、どっちに向かって歩いているのかわからなくなる時があるので、精度があがると嬉しい。

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バッテリー

  • バッテリー性能:バッテリーは増量。急速充電に対応

バッテリーを増量したかどうかはわからないが、常時表示を実現したのにバッテリー稼働時間は18時間と変わらない。最新プロセッサの効果だと思われる。

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認証

一応正解。イベントでは何も触れられなかった。将来的にはディスプレイ内にTouch IDを搭載してほしいところ。

価格

価格は変わらず。価格をあげるほどの性能アップがなかったので妥当かと。

Apple Watchまとめ

Apple Watch series 5は目立った新機能はないが、常時表示ディスプレイの実現というユーザーの要望を叶えた内容になっている。iPhoneと同じように飛び道具のような新機能よりも、ユーザーの使い勝手を優先した。

一方で、Apple Watch Editionを復活させ、ユーザーの選択肢を増やした。今まではエクササイズ向けの機能をPRすることが多かったが、今回のイベントでは「健康」機能をアピールすることが多かった。Apple Watchの説明の冒頭では、Apple Watchによって命を救われた人のインタビューが流れた。

健康機能を求める年配の方でもつけられるようにEditionモデルを増やしたと思われる。

上位版AirPods

  • 上位版AirPods:発表しない

予想通りAirPodsは発表されなかった。10月に製造開始され年内発表の噂もあるが、どうなるだろう。

Apple TV+

  • Apple TV+:アップデートなし

予想は大外れ。月額600円で11月1日にスタートすると発表があった。予想よりもかなり安い。Apple製品を購入すると一年間無料というのもユニークなサービス。

Netflixと比べて、かなり安価なのは、Appleが制作したドラマがコンテンツのほとんどで、他社の映画の多くは提供されないからだと思われる。

600円が妥当かどうかは、提供されるコンテンツを見て確かめたい。

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Apple Arcade

  • Apple Arcade:アップデートなし

こちらも大外れ。月額600円で9月20日スタートすると発表があった。

100以上のゲームが追加料金なしで遊べる。コントローラーはどうなるのか、複数プレイヤーで遊べるのか、そのあたりが知りたいところです。

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新型Apple TV

  • 新型Apple TV:「One More Thing」でスティックタイプを発表

全く触れなかった。Apple TV+、Apple Arcadeを自宅のテレビで楽しむために必要なのだけど、テレビに内蔵できるようになったAirPlay 2を今後推進していくのだろうか。

新型iPad

  • 新型iPad:発表なし

こちらも外れ。新型iPadが登場した。10,2インチRetinaディスプレイを搭載し、Smart Keyboardが使えるようになった。

それでいて、34,800円からの価格帯に値下げされた。

今回の変更によって、iPad Airとの差がかなり縮まった。

iPad Airは10.5インチに対してiPadが10.2インチ、iPad AirはA12 Bionic、iPadがA10、iPadの方が重くて分厚いが、それで価格差は2万円。

春に出たばかりのiPad Airの位置付けが曖昧になった気がする。

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16インチMacBook Pro

  • 16インチMacBook Pro:発表なし

こちらは当たり。Macについて名前もほとんど出てこなかった。

まとめ

昨年に続き、大きなアップデートがなかったイベントだったと思う。iPhoneもApple Watchも地味な変更だった。それだけiPhoneもApple Watchも成熟してきた証なのだろう。

カメラ機能を強化し、バッテリー稼働時間を伸ばし、Apple Watchの常時表示を実現するなど、日常の使い勝手を変える改善を今回行ってきた。

今回のアップデートで、売上が大きく伸びることはないだろうが、すでに定着したAppleブランドと買い替え需要で、売上を維持できるとAppleは考えているのだろう。

 

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