結局Evernote
クラウドメモサービス「Evernote」は無料プランだと2台以上の端末で使用できないなどの制限が増えて評判を落としたが、色々と比較するとやっぱりEvernoteが便利だった。
その理由をご紹介します。
データ格納容量が無制限
Evernoteはデータを格納する容量は無制限で、いくら使っても無料だ。
Appleのメモをクラウドに保存するにはiCloud+サービスを利用する必要がある。50GBで月額130円、200GBで400円かかる。
Microsoftのメモアプリ「OneNote」のクラウドサービス「One Drive」の料金は100GBで月額224円。
最近、評判でEvernoteのライバルといわれることも多いクラウドメモサービス「Notion」はクラウドにいくら保存しても無料だ。ただ、Notionは5M以上のファイルを添付するためには有料プランへ入る必要がある。
Evernoteはデータ容量は無料だが、毎月のアップロード容量とファイルの上限サイズに制限がある。一度クラウドに保存したら無料なので、有料プランから無料プランへ切り掛けても以前アップロードしたメモは全て利用できる。
優れた日本語検索
メモサービスの肝は検索だと思う。無数のメモから自分が必要とする情報を素早く見つけることができる稼働かが使い勝手に大きく影響する。
他のサービスと比較して、Evernoteの日本語検索機能には一日の長があると思う。
Evernoteは、演算子を使った高度な検索が可能で、検索速度も速い。
豊富なキーボードショートカット
Mac版・Windows版のEvernoteは豊富なキーボードショートカットが用意されている。Appleのメモもたくさんのキーボードショートカットが用意されているが、Evernoteのショートカットはユーザーがやりたいこと全てを網羅していて、トラックパッドに指を動かさなくても操作できる。
Webクリップ機能
Evernoteだけではないが、EvernoteにはWebクリップ機能がある。SafariやChromeなど各ブラウザに拡張機能が用意されていて、1クリックでWebの記事をメモ化できる。
メモサービスは、気軽にメモができてたくさんの情報を格納して意味がある。長くサービスを提供しているEvernoteは、Webクリップのような他のアプリとの連携が充実している。Appleは自社デバイスとの連携は秀逸だが、Windowsや他社製品との連携はいまいちだ。
カメラ機能
Evrernoteのカメラは文書を自動認識して撮影(スキャン)してくれる。AppleのメモやOneNoteにも同じ機能が搭載されたが、以前からこの機能があったEvernoteのカメラ機能は優秀で、文書の認識性能も優秀だ。
課題はあったが
Evernoteはシステムを大きく変更した当初は不具合が多くユーザー離れを引き起こしたが、現在のEvernoteは比較的落ち着いてきていて、タスクやスケジュール、ホーム画面などの新機能を増やしている。
以前は対応していたApple Watchに未対応など課題はまだあるが、複数のデバイスにまたがって情報を共有するのには便利なサービスだ。
大きなファイルをアップロードしないのであれば、無料で利用できるので、まずは試してみるのをお勧めします。