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KindleのKENPCと「本の長さ」の関係を調べてみた

KENPCとは

Amazonの出版サービス「Kindle」は、自分の著作を誰でも販売できる。本が売れれば収入になるし、Amazonでの独占販売を許可する「KDPセレクト」に登録すれば、読み放題サービス「Kindle Unlimited」で読まれたページ数に応じても収入が入る。

アマチュア著作の場合、販売による収入より、Kindle Unlimitedの収入の方が多いのが普通だ。

Kindle Unlimitedの収入は読んだページ数によって決まる。そのページ数をKENP(Kindle Edition Normalized Pagesの略)といい、1KENP=0.5円から0.4円で計算される。

KENPとは、現在KENPC V3.0という計算式で算出される。KENPC V3.0は、標準的な設定 (フォント、行の高さ、行間隔など) に基づいて KENP を計算し、その値を利用して、読者による本の既読ページ数を算出する。

説明を聞いてもよくわからないが、要するに「どんなレイアウトの本でも読んだページ数を平等に計算する式」のようだ。

では、自分の著作がKENP換算で何ページか知りたくなる。

KENPの確認方法をご紹介します。

自著のKENPの確認方法

  1. KDP(Kindle Direct Publishing)をアクセスしてサインイン

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  2. 自著の右側にある「...」をクリック

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  3. 「キャンペーンと広告」をクリック

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  4. ページの一番下にKENPC V3.0換算のページ数がわかる

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「本の長さ」との関係は?

Amazonで販売している本には「本の長さ」という名称でページ数が表示されている。この「本の長さ」とは、印刷版でも販売されている本はそのページ数が表示される。Kindleでしか販売していない場合は、本の単語数と画像に応じて算出されている。

この「本の長さ」の算出方法は、KENPCとは異なる。例えば、自著「コクーンマンションへようこそ」の場合、KENPC V3.0では401ページ、本の長さは296ページ。KENPC換算よりも本の長さの方が短い。

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KENCPと本の長さの関係を自著で調べてみた。「KENP / 本の長さ」は、1.3台が2冊、1.59前後が5冊で、二つに分かれている。2冊だけどうして1.3台なのかよくわからない。ひとつあるのは目次をつけたことぐらいか。目次をつけるとページ数が増えるので、その分「KENP / 本の長さ」が下がるのかもしれない。

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実際に読まれている冊数は少ない

KENPCのページ数より「本の長さ」のページ数は少ない。KENPCを確認して、たくさん読んでもらって嬉しいと思っていると、本当のページ数換算では少ないことになる。

ページ数が多くても少なくても、読んでもらえることがありがたいことに変わりはないのですけど、Kindle作家は知っておくと良いかも。

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