強化されたショートカット
iOS 13になって、iPhoneの操作を自動化する「ショートカット」が大幅にパワーアップした。Siriショートカットと統合され、ショートカットで行えるアクションも増えた。「オートメーション」という新たな機能が加わり、状況の変化に応じてiOSデバイスが自動で反応するようにもなった。
具体的には、「平日の午前8時」「自宅に到着した時」「特定のBluetoothに接続した時」など、その場の状況に従い、決められた動作を自動で行うことができる。
この「オートメーション」を使って、車に乗ったらiPhoneから音楽を流すことができる。
その方法を記します。
オートメーションの作り方
車に乗った時に音楽を鳴らすためには、カーステレオにBluetooth機能が必要だ。車のBluetoothとiPhoneが接続した時に音楽を鳴らすように「オートメーション」を作成する。
- iPhoneのアプリ「ショートカット 」を起動
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下段の「オートメーション」、右上の「+」マークをタップ
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「個人用オートメーションを作成」をタップ
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「Bluetooth」をタップ。CarPlay対応の車種なら「CarPlay」を選択
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「デバイス」の「選択」をタップして、車のBluetoothを選択して、「完了」。複数のBluetoothデバイスを選ぶこともできる。
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右上の「次へ」をタップ
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「アクションを追加」をタップし、「メディア」を選択
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「ミュージックを再生」をタップ
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車で聴きたい曲やプレイリストがあるなら、青字の「ミュージック」をタップして、「ライブラリ」から曲名やプレイリストを選択する。選択するときは「+」マークをタップして「次へ」。プレイリストを選ぶときは「プレイリスト」のジャケットの右にある「+」をタップ。
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「表示を増やす」をタップすると、曲のシャッフルやリピートの設定ができる
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「完了」をタップすると、「オートメーション」が完成
オートメーションの使い方
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車に乗り込み、車載のBluetoothとiPhoneが接続すると、アイフォンの画面に自動的に表示が出るので、「実行」。設定した曲が再生される。
Bluetooth接続時の「実行」は省略できないが、時間指定やアラーム停止が条件の場合は「実行」を省略しすることができる。
色々と応用できそう
今までのショートカットと異なり、状況に応じて自動的にiPhoneが反応し、ショートカット の実行を促してくれるので、色々と応用できそうだ。
今回は車のBluetoothに接続した場合を紹介したが、AirPodsに接続したときに特定の音楽を流すことも可能だし、自宅のWi-Fiに繋がったら、「帰ったよ」と家族のメッセージすることも可能だ。
できれば、Bluetooth接続を解除した時にも反応してくれたり、標準アプリ以外の多くのアプリがショートカット に対応してくれると嬉しい(現状は、Evernoteなど一部のアプリにとどまっている)。