WWDC開幕!
今年のWWDCがいよいよ開幕する。昨年に続き今年もオンラインのみだ。
WWDCといえば基調講演で発表されるOSやハードウェアに注目が集まる。今年のWWDCで何が発表されるか考えてみます。
iOS 15
WWDCでは、OSの新しいバージョンが発表されるのが恒例だ。昨年のiOS 14はホーム画面にウィジェットが置けるようになるなど結構大規模な変更が行われた。
報道によると今年は通知と「メッセージ」が改良されるそうだ。
通知は確かにうざい。夜間には通知をオフにできるが、運転中や歩行中など関係なく通知が飛んでくる。通知の優先順位もない。重要なメッセージと不要不急のメッセージを判断してくれて通知を変えてくれると嬉しい。
「メッセージ」はどうだろう。LINEがデファクトスタンダードの日本では使っていない人も多いと思うが、OSと一体化した純正「メッセージ」はかなり使い勝手が良い。さまざまなアプリと連携したり、Macと連動したりとAppleにどっぷり使っている人には最適なメッセージアプリだ。
「メッセージ」の応答がSiriを用いて自動的に返信内容を考えてくれると嬉しい。通知もそうだが、Siriがさまざまな場面に合わせて自動的に対応してくれるのが今回のトレンドになりそうだ。
iPadOS 15
iPad用OS「iPadOS」は大幅にアップデートされるらしい。確かにM1チップを搭載しMacbookと同程度の性能に高まったiPad Proだが、OSの改善はその性能に追いついていない印象だ。macOS同様にマルチウィンドウやウィンドウサイズの調整などPCライクのOSに変貌する可能性がある。
macOS 12
macOSの噂はあまり伝わってきていないが、ひとつ言えるのはmacOSのバージョン番号がiOSと同様なナンバリングになるだろう。今回発表されるのはmacOS 12だと思う。
他にはiOSとの親和性がさらに高まると予想される。例えばiPadに導入されているSidecarをiPhoneでも使えるようになるとか。
watchOS 8
Apple WatchのOS「watchOS」は、すでに発表されているジェスチャー機能「Assitstive Touch」が導入されるだろう。片手でApple Watchを操作できるようになるのは画期的だ。マスク姿でのFace IDのアンロックと合わせてApple Watchの価値を高める新機能になるに違いない。
他にはヘルスケア機能が強化されるかも。Apple Watchはヘルスケアとアスリート機能を強化してきた。例えば食事や飲水を記録できたりするかもしれない。
ハードウェアは?
WWDCは開発者のための会議なので、ハードウェアの発表がメインではないが、過去にはMacbookなどが発表されたこともある。
今年はまず新型M1チップ搭載のMacbook Proが発表されると予想されている。
他にはどんなハードウェアが発表される可能性があるのだろう。3月のイベントでiPad Pro、iMacやApple TVが発表されて、iPhoneとApple Watchは例年通り秋の発表だ。
Apple Musicのようなサービスの発表はWWDCには馴染まない。すると残りはやはり開発者が使うMacだろう。例えば、新型Mac Proの事前告知などはあるかもしれない。
いろいろ楽しみ
好決算を続けているAppleが今後も好調を持続するには、魅力的なハードウェアとOSが不可欠だ。Appleには、新しい世界が広がるような斬新な機能を発表してほしい。