WWDC22もオンライン
AppleがWWDC22(世界開発者会議)をオンライン形式で日本時間6月7日から11日に実施すると発表した。今年は現地開催かと思ったけど、コロナの感染拡大を懸念して今回もオンライン形式となった。
新製品や新しいサービスが毎年注目される基調講演で今年はなにが発表されるか予想してみます。
最新OS
今年もiPhoneやiPadの最新OSが発表されるのは間違いない。WWDCでOSのベータ版が公開され、テストが繰り返されたのちに、9月(macOSはそれ以降)に正式版が発表されるのが、毎年の流れだ。
昨年のiOS 15では他人と動画などをシェアできるShare Play、通知などを制御できる「集中モード」が目玉だった。だけど、この機能を使っている人って多いのかな。後から追加された「マスク姿でのFace ID」などの機能の方が効果的だった気がする。
iPhoneのiOS 16では、どんな機能が追加されるのだろう。ひとつあるのは、ウィジェットの機能追加だ。長らくアイコンしか置けなかったiPhoneのホーム画面にウィジェットを設置できるようになったが、動的な動きに制限がある。ウィジェットが動的に変化してくれると、天気図や動画などがホーム画面で楽しめそうだ。
あと、これは願望だけど、オートメーションの拡充をしてほしい。今は制限が多すぎる。オートメーション内でメニューを選択したいし、定型処理を登録できるマクロ機能も欲しい。
iOS以外のiPadOS、watchOS、tvOS、macOSはどう変わるだろう。macOSもオートメーションが拡充されるとありがたい。現状はできることが少なすぎて実用的ではない。
今年もハードウェアはなし?
昨年のWWDCで新しいハードウェアは発表されなかったが、今年はどうだろう。昨年以前のWWDCは開発に関係するハードウェアの発表が多い。
開発にも使えるMac Studioが3月に発表されたばかりなので、あるとすればMac Proか。ただ、M1 Ultra以上のチップを開発しているとはちょっと考えづらい。M1 Ultraを2セット内蔵するか、次世代チップであるM2チップまでMac Proのモデルチェンジはないかもしれない。そうなると、WWDCには間に合わない気もする。新しいチップを発表するには、M1 Ultra発表と時期が近すぎる。あまりに立て続けに発表すると、最初に登場したチップが古く見えてしまう。
MacBook Airの登場も待たれるが、MacBook AirはM2チップと一緒で秋に発表される気がする。MacBook Airは開発に使用するには少し非力だし。
ハードの発表は期待薄?
3月、9月、10月と1年3回のハードウェア発表イベントが定着してきたので、WWDCではハードウェアの発表をすることはなくなりそうな感じだ。以前はWWDCに多くの観客と記者が集まるので、新作ハードを発表する意義があったが、イベントがオンライン形式になったので、特段WWDCで発表するメリットはなくなった。
招待状の画像もSWIFTのアイコンだけで、新しいハードウェアを示唆する箇所はどこにもない。
今年もOSの発表のみと予想します。