iOS 16降臨
6月7日のWWDC基調講演で、新しいiPhone向けOS「iOS 16」が発表される予定だ。
iOS 16に搭載される新機能を考えたいけど、OSの予想は難しい。ハードウェアと違い噂がほとんど出てこないので、どうしても願望を並べることになってしまう。
「こういう機能が欲しい」をベースに新しいiOS 16の新機能を考えてみます。
- iOS 16降臨
- ウィジェット内で操作
- Appライブラリのカスタマイズ
- ショートカットのマクロ可
- 常時点灯
- デフォルトアプリの選択
- ドックの有無
- キーボードショートカット
- 日本語のテキスト認識
- 予想外の機能も
ウィジェット内で操作
iOS 14でホーム画面に置けるようになったウィジェットだが、ウィジェット内では操作できないなどの制限がある。
ウィジェットで音楽や動画を操作できたり、先の予定を確認できたら嬉しい。今はカレンダーのウィジェットをタップすると、カレンダーアプリが起動してしまう。
画面内で大きなスペースをとっているのだから、ウィジェット内でアプリを操作できると便利だ。
Appライブラリのカスタマイズ
アプリのアイコンを自動的に並べてくれる「Appライブラリ」は手間いらずだけど、カスタマイズが一切できない。アプリの並びもカテゴリーの順番も変更できない。
使っていて気になるのは、カテゴリーが変更できないことだ。アプリごとにカテゴリーが決められていて、ユーザーは一切変更できない。カテゴリーがおかしいなと思っても修正できないのだ。例えばカテゴリー「フード/ドリンク」だと思うレストラン「ジョイフル」は「その他」にカテゴリーされている。多分アプリ制作者がカテゴリーを設定していないのだろう。
検索する名前も修正できない。「Starbucks」のアプリは、「スターバックス」では検索がヒットしない。こちらユーザーが修正できればもっと便利になる。
カテゴリーの並び順も使う頻度によって自動で変更されるが、よく使うカテゴリーは上部に固定したい。
ショートカットのマクロ可
定型業務を登録できる「ショートカット」。色々な設定を自動で変更できるが、できないことも多い。アプリ内の動作はほとんど操作できない。ユーザーの操作をそのまま記録し登録できれば便利だ。
また、ショートカットを起動すると、ショートカット名が画面に表示される。状況に応じてショートカットが自動で作動する「オートメーション」は事前に確認が入る。
ユーザーの知らないところでオートメーションが動作してデバイスを勝手に操作することを防ぐためだと思われるが、事前告知が必要かどうかユーザーに決めさせてほしい。
常時点灯
こちらは噂で上がっているが、iPhoneの画面を常時点灯する機能が追加されるそうだ。Apple Watchの常時点灯機能は、時刻をいつでも確認できる。使っていない時のiPhoneの画面は常に真っ黒だ。時刻を確認するには画面をタップしないといけないし、動作していないと最大5分で画面は消灯してしまう。
この制限はもちろんバッテリー消費を節約するためだが、モバイルバッテリーを持ち歩く人も増えているので、節約をとるか利便性をとるかユーザーが選択できても良いと思う。
デフォルトアプリの選択
iPhoneで使うブラウザとメールアプリはユーザーが自由に選択できるが、それ以外の電話やメッセージ、マップは変更できない。これらも自由に変更できると嬉しい。
ドックの有無
初代iPhoneからずっと変わらないのが「ドック」の存在だ。iPhoneの場合、画面下部に4つのアプリのアイコンが並ぶ。ホーム画面を切り替えても、このドックは常に表示される。
アプリを起動する方法はホーム画面以外にも選択肢が増えているので、ドックをなくしても良いのでは。ドックの有無を選択できると良いかと。
キーボードショートカット
iPhoneでもBluetoothキーボードを接続させて打鍵できて、いくつかのキーボードショートカットは準備されているが、iPadに比べると少ない。トラックパッドのジェスチャーもiPhoneとiPadでは異なる。
iPhoneにもiPadと同様のキーボードショートカットが欲しい(望んでいるユーザーは多くないと思うけど)。
日本語のテキスト認識
iOS 15ではテキスト認識機能が搭載されたが、対応している言語は7つだけで日本語は非対応。翻訳はできるので、iOS 16では日本語にも対応してほしい。
予想外の機能も
登場から15年が経過してiOSは成熟してきたので、近年のアップデートは細かい進化が多い。ここに挙げた変更も、既存の機能の細かい変更ばかりだ。
そろそろユーザーが思い付かないような大胆な変化も見てみたい。