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WWDC20で発表されるwatchOS 7に採用が予想される10の新機能

近づくWWDC20

毎年行われているWWDC(世界開発者会議)は日本時間6月23日午前2時に開催される。今年は新型コロナウイルスの影響でリモート開催となる。

過去の開催と異なる異例の形式になりそうだが、おそらく例年通りmacOS、iOS、iPadOS、watchOS、tvOSの最新バージョンが発表されるだろう。

新しいハードウェア製品の発表と最大のユーザー数を有するiOSのアップデート内容に注目が集まるのが常だが、今年は久々にmacOSの説明に割く時間が長くなるかもしれない。

ARMチップ搭載Mac発売のロードマップが明らかになり、新しいハードウェアに合わせたmacOSの変更点が明示される可能性があるからだ。

macOSに時間を遣うと他のOSを説明する時間がなくなりそうだし、最近はどのOSもかなり煮詰まってきていて、大規模なアップデートが行われなくなってきている。

その中で、最新Apple Watch用OS「watchOS 7」のアップデート内容を要望も混ぜて予想してみます。

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watchOS 7

watchOSの予想が難しいのは、秋に登場するだろう新型Apple Watch「Apple Watch series6」に対応した機能がWWDCの発表では隠されることだ。ハードウェアの新機能に関係するOSの機能はWWDCでは公開されない。

とはいえ、Apple Watchの方向性から予想できるOSの新機能もある。最近のApple Watchは、「Appleからの独立」が一つのテーマだ。App Storeが追加されApple Watch単体でアプリのインストールができるようになった。iPhoneがなくてもApple Watchだけで様々なことができるようなってきている。今後もこの流れは続くだろう。

予想される新機能を見ていきます。

文字盤の共有

リークされた情報によるとカスタマイズした文字盤を他人に共有できるようになるらしい。OSのバージョンアップが進むにつれて文字盤が増えていった。文字盤はカラーやコンプリケーションなどカスタマイズ要素が多いので、誰かがカスタマイズして使いやすい文字盤が選べるのは楽そうだ。

ただ、Apple Watch上だけで多くの人が作成した無数の文字盤を検索するのは難しそうだが、どうするのだろう。

新しい文字盤「Infograph Pro」

Infographシリーズに「Infograph Pro」が追加されるそうだ。Proには自動車の速度などを計測するタキメーターが表示できるとある。

GPSなどのセンサーを用いれば、大体の速度を測定することはできると思うが、日常生活で使うというより、クロノグラフ風の腕時計に似せる気持ちの方が強いと思う。

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ペアレンタルコントロール機能

子供が使うためにiPhoneと同じような保護者が機能を制御できるペアレンタルコントロール機能を付与するようだ。親のiPhoneに紐づけた子供用のApple Watchに制限を加えることで、中毒性が高いスマートフォンを持たせず、Apple Watchを子供にわたすこともありそうだ。そのためにはApple Watchのセルラーモデルが必要だが。

睡眠トラッキング

昨年導入が確実とされていた睡眠トラッキング機能が再び噂になっている。

健康志向のAppleにとって、寝ているときの状態を計測するのはやりたい機能だと思うが、課題はバッテリー持続時間と充電時間だ。日中に続いて睡眠中にも使用すると今のApple Watchのバッテリー持続時間では心許ない。シャワーに入っている時間ぐらいで充電が完了するなら、睡眠中でも使用できそうだ。ワイヤレス充電でどこまで充電時間を短縮できるかがポイントかと思う。

睡眠トラッキング機能が追加されたら、秋に発売するApple Watch series 6ではバッテリー性能を改善されると予想できる。

新型コロナ対策

AppleとGoogleが協働て濃厚接触通知アプリのAPIを提供している。濃厚接触者が感染した場合に通知してくれるアプリだ。このシステムに対応した独自アプリを日本政府も提供を始めた。watchOSにも、コロナ対策機能が追加されてもおかしくない。各国の濃厚接触通知アプリと連動する機能だろうか。

コンプリケーション「Virus」

新型コロナ関連の機能として、文字盤に現在地の感染状況を表すコンプリケーションが登場するかもしれない。

モーションコントロール

Apple Watchの使い勝手を劇的に改善するためにモーションコントローラは必要だと思う。Apple Watchの課題のひとつは、片手で使えないことだ。Apple Watchを装着した腕と操作するもう片方の指が必要なので、片手で操作できない。通知を削除するひとつにしても画面をタップしないといけない。両手が塞がっているとかなり大変だ。

例えば、腕を振ることで通知をチェック済みにできれば、非常に楽だ。

ホーム画面の刷新

初代watchOSからApple Watchのホーム画面はグリッド表示と呼ばれる丸いアイコンが並んでいる。小さい画面に小さいアイコンなので使いやすいとは思えない。

watchOS 7では新しいホーム画面が導入されるかもしれない。以前からリスト表示が追加されているが、こちらもアプリを起動するためにリストをスクロールしないといけないのでかなり手間がかかる。

小さいディスプレイでも操作しやすい何らかの新しいホーム画面を用意してるかもしれない。

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メモアプリ

Apple Watch 7不思議のひとつ(?)だと思うが、Apple Watchにはメモアプリがない。音声認識だと記録が難しいからだと思うが、サードパーティ製ではいくつものメモアプリが登場しているし、スーパーの買い物リストなど備忘録が文字盤に表示できれば便利だ。

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ウィジェット

ホーム画面にリアルタイムな情報を表示できるウィジェットがiOSとiPadOSに採用されている。次の予定、天気が表示できるのは便利だ。Apple Watchの場合、コンプリケーションにリアルタイムな情報を表示できるが、複数のコンプリケーションが必要だと選べる文字盤が限られてくるので、写真や時刻をメインに表示するスタイリッシュな文字盤を選びづらくなる。

iOSのホーム画面のように文字盤を右スワイプして、コンプリケーションを集めたウィジェットが表示できると便利だと思う。

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結構あった

watchOSもかなり熟成してきたので、追加して欲しい機能はないと思ったが、リーク情報も含めて考えるとけっこあった。

ハードウェアの機能を増やすにはバッテリーの問題がネックなるが、OSの改善により、まだまだ使い勝手を良くできそうだ。火曜日のWWDCは注目だ。

 
IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は小説家です。
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