Windows 11発表
マイクロソフトは次世代OS「Windows 11」を発表した。Windows 10が最後のWindowsだと言っていたのに事実上、現現撤回したのはそれだけWindows 11が以前のバージョンから大きく変わったからだ。
その新しいOS「Windows 11」だが、macOSとよく似ていると言われている。
本当に似ているのか確かめてみます。
新しいスタートボタンとDock
Windows 11ではスタートボタンとタスクバーが左端から中央へ移動した。これはアプリのアイコンが中央寄りになっているmacOSのDockに似ているといわれる。
個人的にはmacOSのDockよりはiPhoneやAndroidのアイコン配置に似せたと思う。Windowsはタッチパネル内蔵のタブレット・PCでも使われる。指の移動量を減らすためには、画面中央にアイコンがあった方が良い。


SnapとSplit View
Windows 11はウィンドウを整理し画面スペースを最適化できるようになった。この機能はiPadOSのSplit Viewに似ているといわれている。と言っても、ウィンドウを綺麗に並べるのはWindows 10からある機能。逆にAppleがWindowsに似せたとも言える。


丸まったウィンドウの角
Windows 11のウィンドウの角は丸くなった。これは確かにmacOSの真似かな。macよりちょっと控えめなアールなとことか「後発ですよ」と言っている感じはする。


ウィジェット
Windows 11にはAIによりパーソナライズしたウィジェットが追加された。Windows 10はスタートボタンにも天気などの情報を表示できたが、11ではウィジェットとしてまとめられた。
これは見た目も機能もmacOSにかなり似ている。


似ているけど、お互い様か
見てきたようにWindows 11のいくつかの機能は、確かにmacOSとiPadOSに似ているけど、AppleのOSもWindowsに影響を受けている部分もある。AndroidとiOSも同様にお互いの機能を参考にアップデートしてきたし、iOSはサードパーティ製のアプリをOSの基本機能に吸収してきた。
以前はiOSに似過ぎていた「Androidを許さない」とジョブズが怒ったこともあったが、最近はお互いに良い要素を吸収し合い、共に高めていく方向へ進んでいる。
サードパーティだけではなく個人も多くのアプリを開発しStoreで提供している現在、「これは自社のオリジナル」と断言できる機能も減ってきた。
WindowsとmacOS、AndroidとiOS、どちらのOSを使っても大体同じようなことができる。普通に操作するなら、どのOSを選んでも大きな問題はない。OSの違いは、細かなテイストの違いとアプリ資産になっていくかもしれない。