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アイリスオーヤマ初のパソコンが批判されている4つの理由。パソコンは家電ではない

アイリスオーヤマ初のパソコン

様々な製品を開発販売してきたアイリスオーヤマがパソコンを発表したが、やたら評判が悪い。その理由を考えてみます。

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スペックが低い

アイリスオーヤマのPC「LUCA Note PC」はシンプルにスペックが低い。メインメモリは4GB、64GBストレージというスペックは現代のPCとしてはかなり低い。Chromebookならわかるが、Windows PCとしては動くことは動くだろうが特にメモリは4GBのメモリはギリギリだ。

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スペックの割に高い

アイリスオーヤマPCは税抜き49,800円。スペックの割には高いという評価が多い。本当に高いのかマウスのPCと比較してみる。

こちらはAMDのCPUを内蔵した14インチのノートPC。8GBのメモリ、128GB SSDのスペックで、76,800円。CPUは異なるが、オーヤマPCの2倍のメモリとストレージで約3万円高い。

価格が高いというよりは、あまりにスペックが低い製品ということが評判を悪くしていると思う。インテル® Celeron® プロセッサー 4コアは最近では11インチの低価格小型パソコンにしか使われない代物だ。

アイリスオーヤマは低消費電力でファンレスにできるからこのCPUを採用したと言っているが、採用した一番大きな目的は「低価格」だろう。

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GIGAスクール構想

アイリスオーヤマは、このPCをデジタル教育に使うことを主眼にしている。文部科学省が推奨しているGIGAスクール構想をアイリスオーヤマをPCを開発した理由に挙げている。

低スペックなPCをおそらく初めてパソコンを使う子供に与えて良いのかと疑問を持った人が多いだろう。

教育向けといいながら、管理機能やセキュリティなどはWindows標準ものでしかなく、独自のソフトウェアは皆無だ。

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貧弱なサポート

子供向けを想定している割にはサポートが弱い。ホームページにはAIチャットでのサポートしか表記がない。AIチャットの精度は年々高くなっているが、複雑なトラブルシューティングを行うのはまだ難しい。特にパソコンは用途も様々でインストールするソフトウェアや周辺機器も多く、トラブルも様々で複雑だ。

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パソコンは家電ではない

過去多くのメーカーがパソコンを家電のように取り扱おうとしたが、成功したメーカーはない。パソコンは家電とは違う。ソフトウェアをインストールできるし、OSすら自分で変えることができる。接続できる周辺機器も多種多様だ。デスクトップPCなら、内部パーツすら変更できる。そんな自分でカスタマイズできる家電は存在しない。

だからパソコンは複雑だし、サポートが重要になる。

アイリスオーヤマは多くの家電や家具を製造販売している。パソコンも同一線上で開発したのだと思うが、そう簡単にはいかない。

ただ、新しいメーカーが参入することで業界に新しい風が吹くし、アイリスオーヤマの他の商品と連携して面白いものが作れる可能性もある。

このPCが売れるかどうかわからないが、批判にめげずに最初の商品だけで終わらせず試行錯誤を繰り返して、良い製品を作ってほしい。

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