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絶好調な任天堂に死角はあるか?

絶好調だった任天堂の決算

任天堂の決算は絶好調だった。売上・利益とも大幅に伸び、前年同期比の売上は2.2倍、営業利益6.0倍と、Wii登場時を超える好決算となった。

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世界中で好調

日本も伸びているが、北米・欧州、そして「その他」カテゴリーに属するアジアでも伸びている。全世界的にSwitchが受け入れられている。

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売上の約97%がゲーム専用機の売上で、販売停止になったWii U、売上が減少している3DSを補って余りあるほどSwitchが伸びている。

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ソフトも充実

ソフトの売上も素晴らしく、「スーパマリオオデッセイ」は全世界で1000万本の売上を達成、併売のWii Uと合わせると「ゼルダの伝説」「マリオカート8」も1000万本売れている。

注目すべきなのは、ハード1台当たりのソフトの本数(アタッチレート)だ。Swtich1台当たり約3.9本のソフトが売れている計算になり、Switchローンチ当初懸念されていたソフトの枯渇は全く問題になっていない。

過去の反省から、緻密な任天堂のソフト開発スケジュールと、インディーズ会社を引き込みダウンロード販売を充実させたことが要因だ。

一年目のSwitchの売上を見て、大手のソフトベンダーも開発を進めているので、ソフトが枯渇する懸念は薄らいできている。

任天堂に死角はあるか?

3DSは減少しているが、任天堂は「Switchを一人一台」販売を目指していて、それまでの間は3DSがその役割を担う戦略を立てているので、大きな問題ではない。

今回の決算で社長交代がアナウンスされたが、新社長の談話を聞く限り、大きな方針転換はないようだ。君島社長がつくった集団指導体制により、今までとは違う安定した経営ができる状態になっている。

「安定」というと「保守的」に捉えがちだが、ゲーム開発は博打的要素が強いビジネスなので、博打で札を貼り続けるためには強固な経営基盤が不可欠だ。

Switchや任天堂の最近のソフトを見ると、優れた製品を提供する法則みたいなものが社内に浸透している印象を受ける。

娯楽時間の奪い合いが焦点

今の任天堂の懸念があるとすれば、「娯楽時間」の奪い合いだろう。Netflixなどのネット動画配信やAmeba TVのようなネットTVがさらに伸びて、ゲームよりも面白いとなってくるとゲームで遊ぶ時間が減ってくる。時間は誰にとっても有限だ。

他の娯楽に打ち勝つためには、良質で斬新なゲームを作り続けるのに他にない。今の任天堂にはその力があると思う。

 

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