好調な決算
Microsoftの決算が好調だった。第4四半期に当たる4月から6月で、全体の売上が前年同期比17%増、営業利益も35%増と市場予測を上回った。
特に伸びたのは、Azure(89%増)で、企業向けOffice 365も38%増とクラウドサービス分野の成長が著しい。
Microsoftがクラウドファーストの自社の方針を着実に遂行している結果だ。
一方で、Surfaceの売上も25%増、ゲーム部門も39%とハード分野もそつがない。X Box事業をやめて事業を選択集中するするよう株主の要求が強かったが、Microsoftはその要求をはねかえした。
以前記事にしたようにMicrosoftの好調はナデラCEOの強いリーダーシップによるところが大きい。以前のMicrosoftは勝つための手段を選ばない戦う集団だったが、最近のMicrosoftはクラウドファーストの旗印のもと全社一丸となって取り組んでいる印象だ。
Amazonに迫れるか?
AzureはAWSについで2位のシェアを得ており、クラウドプラットフォームの分野でAmazonに対抗しえる数少ない企業となっているのはさすがである。
最近のMicrosoftはGithubなど買収にも積極的で、そこから新たなビジネスを展開する計画なのだろう。Amazonという巨人に対して、今後Microsoftがどのような施策を取るか注目である。