AppleがAR/VRゴーグルを開発
Appleが2022年にAR/VRヘッドセットを販売する可能性があるとBloombergが報じている。Facebook改めMateがOculusを買収するなど、メタバースと絡めてAR/VRヘッドセットに注目が集まっている。
どうしてAppleがAR/VRヘッドセットを買収する必要があるのか考えてみます。
引用:9t5Mac
Apple TV+の強化
AR/VRゴーグルを開発する理由の一つが、Appleのストリーミング動画サービス「Apple TV+」の強化だ。動画配信はAmazonやNetflixが強い分野なので、後発のAppleは苦戦を強いられている。Apple TVのテコ入れのために、動画鑑賞時に没入感が高まるVRゴーグルは重要なデバイスとなるだろう。
Apple Arcadeの強化
鳴り物入りで始まったAppleのストリーミングゲームサービス「Apple Arcade」だが、ストリーミングゲーム自体が低調なこともあり、思うようにユーザー数が集まっていない。
地道にゲーム数は増えしていてAppleも力を入れているが、スマホだけではなくSwitchなどにも無料ゲームが浸透してきており、有料サービスであるApple Arcadeは伸び悩んでいるのが現状だ。
3Dゲームが楽しめるVRゴーグルはApple Arcadeのテコ入れにふさわしいデバイスだ。
ARの活用
ここ数年AppleはiPhoneを中心にARへ注力してきた。iPhoneのカメラを使って、購入前の商品をARとして投影するなど実用化を進めてきた。
限られた視界しかカバーできないiPhoneのディスプレイからARが次の段階へ進むためには360度の視界をカバーできるAR/VRゴーグルが不可欠になる。
メタバースへの布石
今後メタバース市場が伸びるかどうかわからないが、成長する可能性は否定できない。メタバースについてAppleは方針を明確にしていないが、今後のことを考えてメタバースへの布石を打とうと考えても不思議ではない。
Appleのゴーグルとは
AppleのAR/VRゴーグルはどのようになるだろう。Apple製品との連携はもちろんだろうし、各デバイスとワイヤレスで接続するに違いない。
随分改善されてきたが、現状のAR/VRゴーグルは重くてスタイリッシュとは言い難い。Appleデザインの洗練されたAR/VRゴーグルの登場を期待したい。