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Mac版Windows版Evernoteが大幅アップデート(Ver 10.0.10)。変更点と残念な点を紹介

デスクトップ版Evernoteがアップデート

MacとWindows向けデスクトップ版Evernoteが大幅にアップデートされた。先日アップデートされたiOS版と似たインターフェイスなっていて、Web版も含めてEvernote全体でインターフェイスを統一しようとしているようだ(Android版も次期にアップデートされるのかな)。

変更点を紹介します。

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ノート編集 

ノートを編集するインターフェイスが改善されてフォントなどよく使う項目はメニューバーに表示され、表や添付ファイルの挿入は「+挿入」ボタンを押すと表示されるようになった。

筆者はEvernoteで凝った文章を作らないのでメリットは小さいが、Wordなどを使わずグラフィカルな文章をEvernoteで作る人には良さそう。

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見慣れない「サンセリフ」とはフォントの種類なんだけど、他は「セリフ」「等幅」しか選べない。それ以外のフォントを選ぶ方法がわからなかった。

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検索

Evernoteでよく使う検索は上部のメニューバーから左サイドに移動した。

検索ボックスに語句を入れると、リアルタイムで検索項目が表示されるようになった。

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検索結果にタグや添付ファイルの有無などの属性でフィルタをかけることができる。

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残念なところ

新しい機能を紹介してきたが、残念な部分もある。Evernoteも認めているが、Ver10はまだ完成途上なのだ。まず下記の項目が利用できなくなっている。例えば「環境設定」が機能しないのでレイアウトなどの変更は一切できない。「音声ノートの録音」もMac版ではできない。

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削除された機能もある。使っている人は少ないかもしれないが「プレゼンテーションモード」などは使えなくなってしまった。

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また、「同期ボタン」もなくなった。Evernoteの説明では自動で同期されるから不要だというけど、ちょっと不安になる。

Mac版ではないが、iOS版でもまだ実現できていない機能もたくさんある(下記参照)。

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概ね問題はないけど

新しいMac版Evernoteを使ってみて大きな問題はなかった。上部のメニューがなくなったので、画面はスッキリした感じになった。気になるのは、カスタマイズができないことと動作がやや遅くなった気がすることだ。古いノートを表示しようとするとローディングに少し時間がかかるようになった。

まだ、実現できていない機能もあり、毎日何度も使うアプリだし大事な情報を格納しているので、こんなんで大丈夫なのか? とちょっと不安になる。Evernoteはバージョンアップの度に様々な問題を抱えることが多い。GAFAに比べて開発能力が乏しいのかと勘繰ってしまう。

EvrenoteはGAFAに属さない数少ない独立ベンダーだ。応援しているので、ぜひ頑張って欲しい。

 
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